過去問演習 – 芝

受験日記(兄6年時)

夏期講習の中休み、せっかくなので過去問デーにしました。次のターゲットは芝中です。

偏差値的には前回撃沈した本郷と同じくらい、そして問題は芝の方がやや難しそうなので、現時点ではチャレンジになりますが、傾向を把握しておきたく選びました。

ここは学校が過去問を配布してくれていないので、問題は四谷大塚の過去問データベースから拾ってきたものを使い、配点と解答解説は声教を見ることにします。解答については四谷大塚でも出しているので、国語の記述などは併用することにしました。少ないサンプルですが、解答は四谷大塚の方が信頼できそうな気がします。

ちなみに、この学校の国語は全て記述問題となっていて、今までやってきた学校とは明らかに傾向が異なります。以前ならこの時点でアウトと思っていたのですが、最近は割と書けるようになってきたのと、第1回サピックスオープンでB問題(記述)が良かったことから、方針転換しました。記述問題はできる子とできない子で差がつくイメージがあったのですが、ある程度書くことができさえすれば、三角がもらえる分逆に差がつきにくく、大崩れしづらいと感じるようになってきました。

結果

結果です。

  • 国語:記述の自己採点なので甘いかもしれませんが、合格者平均+10点くらい
  • 算数:合格者平均+10点くらい
  • 社会:合格者平均と同じ(+1点未満)
  • 理科:合格者平均と同じ(+1点未満)

4科目とも合格者平均を越え、トータルでも合格者平均を20点ほど上回りました。驚き。

国語は、採点の正確性が微妙なところではありますが、それでも大きく違っている感はないので合格者平均は越えているとみていいと思います。全問記述式ですが、開成や筑駒あたりの記述と比べると問題の難易度自体はそれほど高くはないので、じゅうぶん戦える水準でしょう。

算数はこれまでやった4校の中では一番レベルが高かったと思います。本人もそう言ってました。その中で崩れずきちんと取れていたので評価できるのではないかと。

理科と社会はかなり分量が多く、難易度は高いと感じました。特に理科は(平均点が低い回だったというのもありますが)問題文を読み込んで理解することが求められ、40分で解き切るのはハードルが高かったです。

ちなみに前回は父が圧勝した過去問勝負ですが、今回は息子の圧勝でした。国社は辛うじて上回りましたが、算数がボロボロで30点近く差をつけられました。私は5年生の最後くらいから戦線離脱したので分野による得意不得意(=好き嫌い)の差が激しく、それが過去問の得点にも出ていそうです。そういう意味で、苦手分野を潰しておくことは受験生にとって大事だなというのを(恥ずかしながら)身をもって体感しています。

考えたこと

これまでやった4校は、現状の息子のレベルで取り組むのにちょうどよいかなという感じがしています。本郷の国語だけはちょっと厳しいですが、それ以外、特に算数は全て7〜8割の得点率なのでまだ伸びしろはあるし、このレベル感をきっちり取り切れるようになると安心できそうです(私が)。過去問となるとやる気が違うので、9月から、平日の問題演習の中にこの辺りの過去問を取り入れていこうかな。嫌にならない程度に。

国語については、学校による問題のカラーがかなり違っていて、しかも息子には当たり外れが大きそうなので悩ましいです。分かりやすく神奈川のトップ校にあてはめると聖光タイプか栄光タイプかということになりますが、(レベル感は置いといて)栄光タイプの方が息子は大崩れしなさそうかなと思います。採点基準がわからないので本当にそうなのか微妙ではありますが。ただ少なくとも、超長文で問題レベルも高い学校だと時間不足で大きく落とす恐れがあり、本命ならともかく併願校にはちょっと危険な感じがしてきました。この分だと模試の国語も期待値を下げておいた方がよさそう。

我が家では問題文の量が超重要そうなので、時間があればちょっと調べてみようかなと思います。

ちなみに理科と社会は、問題の出され方が学校によってまちまちで模試ともまた違うので、過去問に軸足を置いた方がいいのかも、という気になってきました。元々社会はそのつもりでしたが、理科も色んな問題やった方が楽しいだろうし、それを通じて視野を広げた方が(仮に受験校に直結しなくても)何かと良いことがあるんじゃないかと思いはじめました。まあ今は歴史が(特に年号が)弱すぎるのでまずはここのテコ入れが最優先ですが。

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