受験振り返りシリーズは今回でラストにします。ただ今回は長くなってしまったので2回に分けます。記事全体の目次は以下をご確認ください。
我が家には今年小学校に入る下の子がいて、中学受験をするならば6年後とだいぶ先になります。
ここ最近の世の中の動きを見ていると、数年後の受験は今とはまただいぶ様相が違ってくるだろうと想像していて、実際そうあってほしいとも願っていますが、きっと我が家の取り組みも数年後には古くなっているだろうと思い、とりあえず全てさらけ出してしまっているのがこのブログです。
でせっかくなので、今の今受験に取り掛かるとしたらどういう選択をするかなというのを妄想してみたいと思いました。下の子はまだ先の話なので、あくまで今4年生の子供がいたと仮定して、の話です。まあ勝手に妄想して悦に浸っているだけですが、考え方という面で多少は参考になる話もあるかもしれないので、温かい目で見ていただければと思います。
なお、私の勝手な想像であって我が家で実績がある話でもないので、ここにある流れを辿ってうまくいかなかったという話をいただいても何の責任も負えないという部分だけはご了解ください。ここはなるほどとか、ここは違うだろとか、適当にツッコミ入れながらエンタメとして楽しんでいただければと思います。
3つの選択肢
通塾と自宅学習を含めて3つのパターンを考えてみます。
- 通塾ルート
- 自宅学習王道ルート
- つまみ食いルート
どのルートを通るにしても一応難関校は目指す前提で考えます。お金はできるだけ安く上げたいですが、まあ大手塾へ通うくらいが上限と考えます。
ただ我が家として譲れないのは睡眠時間を確保すること(最低9時間)なので、その時点で大手塾へ通うという選択肢は外しました。なので、やっぱり今の受験の主流からは外れた選択にはなっています。
ただ、もちろん子供のタイプにもよるかもしれませんが、自分の感覚としてはこの3ルートのどれでも十分勝算はあるとして考えています。
1. 通塾ルート
シグマTECH

個人的にたいへん興味がある塾です。
詳しくは上のページを見ていただいた方が早いですが、コンセプトは「夕ご飯をお家で食べる中学受験、週2日の通塾で難関校に合格する」です。内情を知っているわけではないので良し悪しは判断できませんが、コンセプトだけでも個人的には「買い」です。
代表の方の本も出ているので興味があれば読んでみていただくといいと思います。Kindle Unlimitedで読み放題でも読めます。
昨年1期生が受験を終了し、13名という少人数ながら筑駒をはじめ難関校に多数合格しています(今年の実績はまだ出ていないようです)。
華々しい実績を引っ提げてスタートを切ったわけですが、ネット情報によれば、入塾テストによって系列のスクールFCの上位生を引っ張ってきただけといった批判もありました。
ただこの点に関して言えば、まあ中学受験塾自体がそもそもそういうものでしょ、と思います。他の大手塾も、結局は優秀な子を自塾に引っ張ってきていかに合格実績を伸ばせるかというところで競争をしているわけなので。
仮に成績の良い生徒の集団でスタートしたという話であっても、1年間もあればその生徒たちを潰してしまう可能性もあり得るわけで、コンセプトで掲げたものを実践してきちんと成果を上げたという事実は評価されていいと思います。
シグマTECHについて、個人的に魅力的に感じる点を挙げてみます。
- 拘束時間が短い
- 早く帰るので食事や睡眠の時間を確保できる
- 受け身のインプットを効率化する分演習を増やせる
- 国語が予習ベースの授業で無駄が少なそう
- 積極的なデジタル活用
- デジタルノートでの宿題提出・添削
- オンラインの個別指導での学習サポート
- 興味の幅を広げてくれる日曜探求講座
私は取り組んでいる内容を見て本気度を感じました。本気で効率化しないと実現できないからこそのデジタル化でありオンライン授業。形だけ同じものを取り入れても真似できないでしょう。単に宣伝文句のためのICTではないところが本質に繋がるんだと感じます。
そういう意味でぜひ成功してほしいし、個人的に今後も注目はしていきます。規模を拡大したときに質を保てるのかなど課題もありそうですが、真似されるくらいに成功してほしいですね。
我が子を入塾させるには入塾テストのクリアが必要のようで、3年生でそのための準備をしてまで入らせるかと言われると微妙ですが、準備せずに受けて受かればアリかなあ、という感じです。
2. 自宅学習王道ルート
四谷大塚 進学くらぶ
今時点で一番現実的なのはこれだと思います。ちなみにこれは、息子が歩んだ週テストコースではなく通信講座です。
四谷大塚のカリキュラムは通塾でも週テストコースでも通信講座でも全く一緒で、同じ週テストを受けることになります。なので自宅学習組にとって、実績と安心感では今のところこれがベストと言ってもいいと思います。
ただ、本来なら我が家実績のある週テストコースを選ぶであろうところを、あえて選ばなかった理由については以下の3点があります。
- 早稲アカなど準拠塾での週テストが2週間に1回に変わってしまった
⇒2週間分まとめてやることになるので週の学習スケジュールが組みづらい - 直営校の週テストコースは面倒なことが多いので嫌
(これについては「5年生振り返り」の投稿で少し触れています) - 予習ナビのみコースがなくなってしまった
⇒単元に合わせた動画授業がない
すべて四谷大塚の改変による影響で、我が家が4〜5年生時に使っていたやり方を取ることができなくなってしまいました。実質的な週テストコース潰しと言っていいと思います。
それにしても、1点目がもたらす早稲アカ生への影響は小さくないと思うのですが、早稲アカとしてはどう見ているのでしょうか。まさか四谷大塚による早稲アカいじめとかではないとは思いたいですが、早稲アカ生のメリットって何なんでしょうか。そのうち四谷大塚から離れて独自路線に行くのかな。。。
ともかくそんなわけで、安定して学習するには進学くらぶしか選択肢がなくなってしまったというのが今の状況です。
まあ週テストであれば自宅受験でも良さそうですし、確か組分けテストは会場受験も可能だったと思うので、テスト慣れしたければ組分けテストでやればいいと思います。
ということで、自宅学習の王道ルートは進学くらぶということで良いと思います。進学くらぶだと季節講習や各種模試も含んでの値段なので、かなりコストを抑えられそうなのもポイント高いです。
コメント
現在小1の女の子をもつ、母です。まだ先の話しですが、塾比較をしていて、地方都市なのですが、6年生になると平日の授業が10時前までという現実を知り、睡眠時間確保のために通塾なしでいけるのかリサーチしていてたどり着きました。
5才下の妹もおり、主人は夜が遅いため送迎が厳しいと予想します。妹たちも姉の生活スタイルに引っ張られて生活習慣が乱れそうですし。
このようなブログ非常に参考になります!今後も参考にさせていただきます!
ありがとうございます!こういうコメントいただけると励みになります。
我が家の小1もたぶん塾なしを探っていくと思うので、今後ともよろしくお願いします。