過去問演習 – 聖光学院

受験日記(兄6年時)

渋幕を登った余波で、聖光学院に手を出してみました。

男子御三家や筑駒は基本的に思考力系のBタイプだと思うので(開成は年度で違うのかも?)、技術系のAタイプとしては聖光学院が関東で最高峰なんじゃないですかね。

学校としての魅力から(塾なしで難関大に入っているという父親目線で魅力的な学校)、狙えるなら狙ってみたい学校というのはもちろんですが、思考力系の渋幕がそこそこイケたので、逆方面の聖光でどこまでやれるのかを試してみたくなりました。

問題の傾向は?

解いてみた印象ですが、確かに難しさはそこまでではなく、全体感として問題自体の難易度は渋幕の方が上かなと思います。

ただもちろん決して簡単なわけではなく、それなりに難しいです。模試の問題をかなり難しくした感じといったところでしょうか。そしてそれにも増して感じたのは、合格に必要な得点が高いということでした。

算数を見ても決して解けない問題ではない感じですが、合格点を取るためには解けそうな問題は全て正解しないと届かない、そんな感覚です。偏差値70の世界とはこういうものか、という感じです。

結果

結果です。

合格最低点からマイナス20点、不合格!でした。

  • 国語:合格者平均と同点
  • 算数:受験者平均とほぼ同点
  • 社会:受験者平均マイナス14点
  • 理科:合格者平均マイナス1点

完全に得点源になりつつある国語が唯一の合格者平均到達、渋幕だと上に牽引してくれる理科は合格者平均レベルでした。算数はまあこんなもんかというところですが、社会がサピックスオープンと同じく大きく足を引っ張る展開です。

ということで、上に引き上げてくれる科目の力が弱く、社会が実力通りというか模試通りに弱いため、なかなか厳しい結果となりました。

1回の過去問で結論を出すのは早いかもしれませんが、やはり渋幕とは得点の取れ方が大きく違っていて、相性という話で言えば合わないということになるかと思います。

まあ合格最低点からマイナス20点ならそこまで悪くもないし、あと2ヶ月この学校に向けた対策をしていけば決して届かない距離でもないとは思います。得点率から考えて得意科目で大きくリードすることは難しいので、マイナスを潰す=社会を徹底的にやるというのが我が家では有効な策なのかなと思います。

ちなみにこの学校は得点率が高く(特に理社)高得点勝負なので、4科満遍なくできる生徒が合格する学校なんだという理解をしました。

一応得点の傾向は見れたので、我が家的にこの先どうしていくのか方向性を決めるときかなと思います。幕張方面に重心を置くのか、横浜方面にも戦線を拡大するのかといったところで、ここは本人の意向も踏まえながら考えようかなと思います。身の丈を超えた無茶な拡大路線は破滅の元なので慎重に。

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