「二月の勝者」の学校名予想と実名での入試日程

二月の勝者 動画・書籍レビュー

中学受験親のバイブル(?)、みんな大好き「二月の勝者」の学校名予想です。男女御三家と呼ばれる6校以外の学校は微妙に違った学校名で出てきますが、明らかに実際の学校がモデルと考えられるところが多いので、予想しながら読むのも楽しみだったりします。

17巻・18巻でいよいよ2月入試の佳境に入ってきて、合格校も気になるところなので、学校名予想とそれぞれ誰が受験したのかを合否を含めてまとめます。さらに、それぞれのキャラクターが併願校含めてどういう入試日程を組んだのか、マジメに見てみます。

本作を読んでいく中で、「あれ?この子の受験校ってどこだったっけ?」「どういう受験してきたっけ?」と思ったときの辞書代わりにでも使ってもらえればと。また実際に併願校を考える際の参考にもなるかもしれません。

ちなみに細かく見ていくと、同じと思われる学校でも途中で名前が変わっていたりすることも多く一貫性はなさそうなので、入試がスタートした13巻以降の学校名を取り上げることにします。

また、記事執筆時点では18巻の発売前ですが、発売後、物語の進みに合わせて適宜加筆していくので、再度ご覧いただければと思います。(雑誌の連載は読んでいないので、新刊発売に合わせて更新します)

【追記:2023年6月12日】
18巻が出たので内容に合わせて更新しています。ネタバレを含みますので、本編を読んでから(読みながら)お楽しみください。

【追記:2023年10月13日】
19巻が出たので内容に合わせて更新しています。

【追記:2024年2月7日】
20巻が出たので内容に合わせて更新しています。

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想定学校名 – 1月校

「二月の勝者」での本番入試スタートは1月6日になっています。初日に島津順が受ける海王中等教育学校のモデルと考えられる海陽中等教育学校など、実際は12月に入試がスタートしているところも多いですが、作中では冬休みを描いたあとの1月からが本番入試(前受け校)のスタートと設定されています。

14〜16巻で描かれた1月受験校については次の通りです。

作中の学校名想定学校名作中の入試日作中での表現/学校名の根拠作中の受験者
海王中等海陽中等1月6日愛知県の全寮制、特別給付制枠の偏差値70
(実際の海陽の入試日は12月)
○島津順
小学大九州(モデルなし)1月6日(作者が架空の学校と語ったらしい。
 日大宮崎か日大長崎とも考えられるが、
 作中で日大は日照大となっている)
○武田勇人 ○山本佳苗 ○今川理衣沙 ○明智珠須
○渡辺太郎 ○伊東章太郎(○石田王羅)
札幌ラ・セーヌ函館ラ・サール1月8日渋谷偏差値59○藤原昴 ●黒田翼 ○加藤匠
青森黒薔薇女子盛岡白百合学園1月8日(函館白百合か盛岡白百合のどちらか)○丹羽由美里 ○大内礼央
埼玉西栄東1月10日受験者数全国一を誇る
偏差値東大選抜クラス62、難関大クラス57
○藤原昴(東大) ○毛利光 ○村上一真(東大→難関大)
○上杉海斗(東大→難関大) ●田中利休
開墾開智1月10日入試会場が埼玉スーパーアリーナ、偏差値53○黒田翼 ○毛利光(特進) ○加藤匠 ●伊達智弘
埼玉快晴大宮開成1月10日延べ3000人規模入試○上杉海斗(特待生) ○三浦佑星 ●三好伸(1回目)(2回目)
北海道聖女札幌聖心女子学院1月11日(札幌聖心女子学院は2024年に閉校予定)○大友真千音 ○丹羽由美里 ○真田歩夢 ○根津沙羅々
独立埼玉獨協埼玉1月12日(獨協=独立)○伊達智弘 ○福島圭
長野誠実佐久長聖1月13日(長野県の学校)○田中利休 ○伊達智弘 ○大友真千音
中夫埼玉大妻嵐山 (中→大・夫→妻)○浅井紫
埼玉淑女淑徳与野1月13日(埼玉県の女子校)○本多華鈴 ●根津沙羅々
宵の星女子浦和明の星女子1月14日埼玉女子校トップ、偏差値65○前田花恋 ○直江樹里 ○本多華鈴 ○柴田まるみ
舞浜市川1月20日(駅名?)○本多華鈴 ●村上一真 ●田中利休
新宿学園海浜渋谷教育学園幕張1月22日千葉・私立中学最高峰●前田花恋
立聖埼玉立教新座1月25日大学付属校(立聖→立教)●原秀道
立聖豊島(帰国)立教池袋(帰国) 大学付属校(立聖→立教)○馬場亜蘭
修学院(帰国)学習院(帰国) (しゅうがく→がくしゅう)○馬場亜蘭
新宿新宿(帰国)渋谷渋谷(帰国) (新宿→渋谷)●馬場亜蘭
受験者の色は次の所属クラスを表します[黒:Ωクラス/青:Aクラス緑:Rクラス
受験者につけたマルは合否を表します[○:合格/●:不合格]

1月校に関してはモデルとなっている学校名が比較的わかりやすいので、大体こんな感じで合っていると思います。

物語の舞台は吉祥寺校なので、1月受験の埼玉・千葉・地方校は現実的には通わない、いわゆるお試し受験として描かれていると思います。そのためか、全体感としては不合格が少なくキッチリ合格を取ってこれている感じがします。たまに不合格の人がクローズアップされていますが。

想定学校名 – 2月校

立地的に1月校はあくまで前受けなので、2月1日からが本番というか現実的な本命校・併願校受験と位置付けられているでしょう。

見やすくするため男子と女子とで分けてみます。まずは男子から。

【19巻・20巻の内容で更新済み】
繰り上げ合格があったところは矢印付きで修正しています。

作中の学校名想定学校名作中での表現/学校名の根拠作中の受験者
開成開成(実名)偏差値71島津順(●)→○ 上杉海斗(●)
麻布麻布(実名)村上一真(●)(上杉陸斗○)
武蔵武蔵(実名)藤原昴(○) 黒田翼(●)
東央桐朋(音より)上杉海斗(2/2○) 加藤匠(2/1●)(2/2○)
OK普通部慶應普通部(OK→KO)毛利光(2/1●)
OK湘南慶應湘南藤沢(OK→KO)(毛利光)
OK中等部慶應中等部(OK→KO)毛利光(2/3○)
新宿学園新宿渋谷教育学園渋谷(新宿→渋谷)馬場亜蘭(2/1●)(2/5○)
法陽大附属法政大学(漢字が似ている)原秀道(2/1●)(2/3●) 田中利休(2/3●)(2/5●) 大友真千音(2/5●)
柴又(音より)田中利休(2/1●) 上杉海斗(2/4)
成明成蹊(音より、2/4入試あり)伊達智弘(2/1○) 三好伸(2/1●) 田中利休(2/4○) 福島圭(2/1●) 大内礼央(2/4●)
日照大第二日大第二(日照大→日大)三浦佑星(2/1○) 渡辺太郎(2/1) 明智珠須(2/1●)(2/3○)(石田王羅)
東英大白金東海大高輪台(立地から)伊東章太郎(2/1○)
日照大文京日大豊山(日照大→日大、文京区の立地)武田勇人(2/1●)(2/3●)→○
上池袋巣鴨(算数一科目入試、立地より)藤原昴(2/1午後○)
三宿学園世田谷学園(算数一科目入試、立地より)黒田翼(2/1午後●)(2/2○)
園学院国学院久我山(漢字が似ている、午後入試)藤原昴(2/3午後○) 三浦佑星(2/1午後○特選→普通)(2/3午後○) 伊達智弘(2/1午後●)(2/2午後○)(2/3午後○)
帝都大付属東京都市大付属(帝都→東京)上杉海斗(2/1午後○) 村上一真(2/1午後○) 加藤匠(2/1午後●)(上杉陸斗○)
有栖川学園広尾学園(有栖川→広尾、立地より)田中利休(2/1午後●)
帝都電産大東京電機大(帝都→東京)渡辺太郎(2/1午後○)
武蔵境大武蔵野大(漢字が似ている)武田勇人(2/1午後○)
城東/北上城北(漢字が似ている)⇒18巻で名前が変わった藤原昴(2/2○)
修学院学習院(しゅうがく→がくしゅう)毛利光(2/2○)
向学社攻玉社(こうがく→こうぎょく)村上一真(2/2○)
明知大中野明大中野(めいち→めいじ)原秀道(2/2●)
鷹縄高輪(音より)田中利休(2/2○)(2/2午後○)
玉山玉川学園(山→川)三好伸(2/2○)(2/2午後○)
明知学院明治学院(めいち→めいじ)福島圭(2/1午後●)(2/2○)
帝都農大附東京農大第一(帝都→東京)藤原昴(2/2午後○)
早米田早稲田(米→稲)村上一真(2/3○)
海上海城(音より)上杉海斗(2/3●)(上杉陸斗 2/3)
城聖暁星→成城黒田翼(2/3○) 加藤匠(2/3○)
大石山小石川都立(大→小/山→川)島津順(2/3○)
座山国際立川国際公立(11巻、座→立/山→川)馬場亜蘭(2/3)
三方中教三鷹中教都立(みかた→みたか)三浦佑星(2/3●)
筑波大学附属駒場筑波大学附属駒場(実名)(織田未来○)
巣比率第二モデルなしと考えられる原秀道(2/5○)
照星(不明)石田王羅(○)
受験者の色は次の所属クラスを表します[黒:Ωクラス/青:Aクラス緑:Rクラス
受験者につけたマルは合否を表します[○:合格/●:不合格]
追記 6/12

モデルが城北と思われる学校が、17巻での城東から18巻で北上に変わっていました。まあ過去からこの手の変更は結構あり、藤原昴が2月2日に受験するのも変わっていないので同じ学校と見ていいと思います。

追記 10/13

城聖については、成城学園が城山学園であることから、成城なら城山になるだろうと思い、音の近い暁星としていました。ただ今回、2月3日の合格発表が20時ということから成城がモデルだろうと判断しました(暁星は2月3日は午後入試で発表が21時)。まあ鉄道好きの加藤匠くんの受験校と考えると、鉄研が盛んだと思われる成城の方が合っていそうですね。

追記 2/7

学校名の追加は石田王羅くんの照星のみですが、日程も書かれていないのでわかりませんでした。偏差値は低いと予想されるので、モデルなしかなと考えています。

女子は次の通りです。

【19・20巻の内容で更新済み】

作中の学校名想定学校名作中での表現/学校名の根拠作中の受験者
桜蔭桜蔭(実名)前田花恋(○)
女子学院女子学院(実名)直江樹里(●) 柴田まるみ(●)
雙葉雙葉(実名)本多華鈴(○)
吉祥寺女子吉祥女子(吉祥寺→吉祥)今川理衣沙(2/1●)(2/2●) 前田花恋(2/2○) 直江樹里(2/2○) 柴田まるみ(2/2●)→○
修学院女子学習院女子(しゅうがく→がくしゅう)根津沙羅々(2/1●)
四畑国際三田国際(四→三、畑→田)北条香梨奈(2/1△)→○
中立女子共立女子(中立→共立)真田歩夢(2/1○)
城山学園成城学園(共学、2/3入試)大友真千音(2/1●)(2/3○) 三好伸(2/3●)
帝都女学館東京女学館(帝都→東京)丹羽由美里(2/1午前○・午後○) 根津沙羅々(2/1午後●)(2/2午後○)
カトレア女子 (立地・日程・発表時間などが微妙に異なり、
 複数の学校からモデルを作ったと思われる。
 カリタス・実践女子・富士見・跡見など)
浅井紫(2/1○) 大内礼央(2/1○) 山本佳苗(2/1午後○)
鈴蘭女子 山本佳苗(2/1●)(2/2○)
芍薬女子 大内礼央(2/3○)
馬武立普連土(算数一科目入試、マブダチ→フレンド)直江樹里(2/1午後○)
涌泉女子恵泉女学園(立地が世田谷、11巻90講より)柴田まるみ(2/3午後○) 浅井紫(2/1午後●)(2/2●)(2/3午後●)
十字路十文字(漢字が似ている)真田歩夢(2/1午後○)
有栖川大石山広尾小石川(有栖川→広尾、大石山→小石川)北条香梨奈(2/1午後●) 馬場亜蘭(2/2午後●)
明知学院大明治学院(明知→明治)大友真千音(2/1午後○) 福島圭(2/1午後●)
光花女子晃華学園(音より、2/1午後入試)今川理衣沙(2/1午後●)(2/3●)
中夫大妻(中→大・夫→妻)真田歩夢(2/2●)(2/3○) 根津沙羅々(2/2●)(2/3●)
黒薔薇女子白百合学園(黒薔薇→白百合)本多華鈴(2/2○)
ブライトンドルトン東京(カタカナ、音が似ている)北条香梨奈(2/2○)
香梅香蘭女学校(漢字が似ている)真田歩夢(2/2午後●)
中夫中野大妻中野(中→大・夫→妻)柴田まるみ(2/2午後○) 浅井紫(2/3○)
豊島園豊島岡(漢字が似ている)前田花恋(2/3●)(2/4○)
開墾東京開智日本橋(開墾→開智、後半は地名より)北条香梨奈(2/3午後○)
聖カサブランカ女子モデルなしと考えられる今川理衣沙(2/4○)
晶川品川女子(漢字が似ている)真田歩夢(2/4→回避?)
受験者の色は次の所属クラスを表します[黒:Ωクラス/青:Aクラス緑:Rクラス
受験者につけたマルは合否を表します[○:合格/●:不合格]

表の中で触れていますが、Rクラス女子の受験校のいくつかについては細かなところで実際の学校と違いがあり、明確にこの学校と特定できない感じがあります。おそらく、こんな偏差値の学校じゃ満足できないといった感じの表現が以前にあったので(今井親とか)、いくつかの学校から要素を抜き出して、特定の学校をイメージしないことを意図しているように思えます。

しかし、フレンド→マブタチとか最高ですね。

追記 10/13

原秀道くんの巣比率第二と、今井理衣沙さんの聖カサブランカ女子は、マンガでの描き方からモデルなしと考えられます。巣比率って連載してるスピリッツのことですよね。

それぞれの受験スケジュール

上では学校名をキーに見てきましたが、次は生徒の方にフォーカスしてそれぞれがどこを受験したのかを見てみます。

ついでに校名を実際の学校名にして、実際の入試をよりリアルにトレースしてみます。あくまで想定の学校名なんで話半分で見ていただければと思います。

まずは男子から。

男子

【18・19・20巻の内容で更新済み】

名前前受け(1月受験)2月1日午前2月1日午後2月2日午前2月2日午後2月3日午前2月3日午後2月4日2月5日
Ω島津順68○海陽中等●→○開成   ○都立小石川
 藤原昴63○函館ラ・サール ○栄東(東大)○武蔵○巣鴨○城北○東京農大第一○国学院久我山ST
 毛利光63○栄東 ○開智(特進)●慶應普通部 慶應湘南?○学習院 慶應中等部
 村上一真63○栄東(東大→難関大) ●市川●麻布○都市大付属○攻玉社 ○早稲田
 上杉海斗60○栄東(東大→難関大) ○大宮開成(特待生)●開成○都市大付属○桐朋 ●海城
 黒田翼58●函館ラ・サール ○開智●武蔵●世田谷学園桐朋○世田谷学園 ○成城
 馬場亜蘭57○立教池袋(帰) ○学習院(帰) ●渋谷渋谷(帰)●渋谷渋谷  ●広尾小石川立川国際○渋谷渋谷
 原秀道52●立教新座●法政大学  ●明大中野 ●法政大学●明大中野○[巣比率第二]
A加藤匠 ○函館ラ・サール ○開智●桐朋●都市大付属○桐朋○穎明館○成城
 三浦佑星55○大宮開成○日大第二○国学院久我山(特選→普通) ●都立三鷹○国学院久我山ST
 田中利休54●栄東 ○佐久長聖 ●市川●芝●広尾学園○高輪○高輪
法政大学
○成蹊●法政大学
 伊達智弘52●開智 ○獨協埼玉 ○佐久長聖○成蹊 ●国学院久我山○国学院久我山○国学院久我山ST
 三好伸 ●大宮開成 ●大宮開成●成蹊○玉川学園○玉川学園●成城学園成蹊
R武田勇人 ○[小学大九州]●日大豊山○武蔵野大  ●→○日大豊山
 渡辺太郎 ○[小学大九州]日大第二○東京電機大   
 伊東章太郎49○[小学大九州]○東海大高輪    
 明智珠須 ○[小学大九州]●日大第二  ○日大第二 
 福島圭 ○獨協埼玉●成蹊●明治学院○明治学院  成蹊
上杉陸斗  ○麻布○都市大付属  海城
 石田王羅 ○[小学大九州]日大第二    ○[照星](日程不明)
織田未来○開成○筑駒
受験者につけたマルと色は合否を表します[○:合格●:不合格
①②などは志望順(第1志望など)を表します
[カギカッコ]は架空の学校と思われる学校名です
進学先が決まったと想定される学校を太字にしています

それぞれの受験をどう見るか、考えてみていただければと思います。

17巻までで、受験が黄色信号と感じられる人を挙げます。18巻・19巻の判明分を追記】

  • 毛利光:慶應三連戦と言っていた(各塾に反対されている、13巻より)→3連戦をやめ2日に学習院を挟んだことで合格をゲット
  • 黒田翼:抑えのはずの2月1日午後を落としている(偏差値的に安全校ではない)→2日を桐朋から世田谷に変えてリベンジし合格
  • 原秀道:2月1日時点で合格がない、ダメなら公立と言っている→2月2日時点でも合格なし、黄信号継続→展開あり
  • 加藤匠:抑えの2月1日午後を落としている(流れ的には覚醒して2日を取りそうですが)→2日午後で穎明館に合格
  • 田中利休:まだ通える範囲での合格がない(長野誠実:佐久長聖のみ)→2日高輪に合格
  • 三好伸:2月1日時点で合格がない→2日玉川学園に合格
  • 明智珠須:2月の受験校1校で合格がなく本人もダメージを受けている→3日の日大第二に合格

この辺りがどう描かれるのか、見ものです。

追記 6/12

黄色信号の男子が多く心配しましたが、2月2日に適正校を選んでいる人が多くほぼ合格を手にしています。前回書き漏らした明智珠須と、明らかにフラグが立っている原秀道の2名が、2月2日終了時点での黄信号となりました。話中でもフォーカスされているので次巻で動きがありそうですね。

追記 10/13

明智珠須くんはしれっと合格をゲットされていました。原秀道くんについては方向性が示された感じで、とりあえず落ち着きそうですね。

追記 2/7

実際の日程とちょうど時を同じくして、繰り上げ合格の場面が描かれましたね。結局、島津くんは3校受験して全て合格という強い結果でした。ちなみに田中利休くんの法陽大附属(法政大学)2/3は結果が描かれていなかったと思いますが、2/5にも受験しているということなんで不合格だったと判断しました。

女子

【18・19・20巻の内容で更新済み】

名前前受け(1月受験)2月1日午前2月1日午後2月2日午前2月2日午後2月3日午前2月3日午後2月4日
Ω前田花恋68○浦和明の星 ●渋谷幕張○桜蔭 ○吉祥女子 ●豊島岡 ○豊島岡
 直江樹里65○浦和明の星●女子学院○普連土○吉祥女子 恵泉女学園
 本多華鈴64○淑徳与野 ○浦和明の星 ○市川○雙葉 白百合  
 柴田まるみ60○浦和明の星●女子学院 ●→○吉祥女子○大妻中野○恵泉女学園
A大友真千音53○札幌聖心 ○佐久長聖●成城学園○明治学院  ○成城学園●法政大学
 丹羽由美里52○盛岡白百合 ○札幌聖心○東京女学館○東京女学館   
 真田歩夢 ○札幌聖心○共立女子①○十文字●大妻●香蘭女学校○大妻品川女子
 根津沙羅々 ○札幌聖心 ●淑徳与野●学習院女子●東京女学館●大妻○東京女学館●大妻
 北条香梨奈  △→○三田国際●広尾小石川○ドルトン東京  ○開智日本橋
R山本佳苗50○[小学大九州]●[鈴蘭女子]①○[カトレア女子]○[鈴蘭女子]  
 浅井紫46○大妻嵐山○[カトレア女子]●恵泉女学園●恵泉女学園 ○大妻中野●恵泉女学園
 今川理衣沙 ○[小学大九州]●吉祥女子●晃華学園●吉祥女子●晃華学園○[聖カサブランカ女子]
 大内礼央 ○盛岡白百合 ○札幌聖心○[カトレア女子]   ○[芍薬女子]●成蹊
受験者につけたマルと色は合否を表します[○:合格●:不合格
①②などは志望順(第1志望など)を表します
[カギカッコ]は架空の学校と思われる学校名です
進学先が決まったと想定される学校を太字にしています

こちらも、17巻までの現時点での黄色信号を挙げると次の通りです。18巻・19巻の判明分を追記】

  • 北条香梨奈:1月受験していない、2月1日終了時点で合格がない、定員の少ない新興校が中心ぽい→2日にドルトン東京に合格
  • 今井理衣沙:自分の学力より上の学校を受け続けている→黄信号継続→展開あり

女子は御三家狙いのトップ層はまだ予断を許しませんが、それ以外は割と堅実な受験をしている印象を受けます。

今井理衣沙はまあ明らかに親の暴走が描かれていて、本人は聖カサブランカ(モデルは不明)に惹かれている感があるんでそこに落ち着くんでしょう。それよりも、地味に北条香梨奈がやばいことに気付きました。このまま定員の少ない新興国際系を受け続けるなら明るい結末は想像しづらいですが、どう描かれるんですかね。

追記 6/12

地味に心配していた北条香梨奈さんですが、2日に偏差値的に適正校と思われる学校で合格を取り、デスロードは免れたようです。ドルトンも定員が少ないので決して安全とは言えないと思いますが、まあ結果オーライですかね。そして残る黄信号は今井理衣沙さんのみとなりました。
あと、一旦受験終了になった柴田まるみさんですが、このまま終わらなそうな雰囲気が出てますね。

追記 10/12

今井理衣沙さんは予想通りの展開とはいえハラハラさせてもらいました。そして柴田まるみさんについては、さらなる展開がありそうな匂わせがありましたね。JGではない方向でジャイアントキリングがあるのか、注目ですかね。

追記 2/7

女子はあまり動きはなかったですが、柴田まるみさんと北条香梨奈さんの繰り上げがトピックですね。

まとめ

2022年組の受験前は、ちょうど自分たちの入試と同じくらいに受験が描かれるかなと思ってドキドキしていましたが、13巻で1月入試に入ったあとは牛の歩みなので、全てが判明するのは2024年組入試の時期あたりになるのかもしれませんね。

17巻からついに2月入試には突入していて合格発表も始まってきているので、今が佳境ではあります。楽しみに新刊を待つとしましょう。

追記:18巻感想

合格発表シーンはヤバいですね、女子学院のあたりで早くもオッサンの涙腺は崩壊しました。
頑張った子には報われてほしいのが心情ですが、そんな予定調和的に合格を取ってくるような単純な物語でないところにリアリティを感じますね。色んな教訓が入っているので、受験親みんなに一度は読むのをおすすめしたいです。

追記:19巻感想

18巻よりは落ち着いて見れたような気がしますが、それでも不合格が続いている場面はいたたまれなくなります。我が家がもらった1つの不合格は受験戦略上ほぼ影響のないところでしたが、それでも精神的には堪えたのを覚えています。それを考えるとちょっと想像を絶するというか、取り乱してもおかしくないだろうと思います。これから受験を迎える人も、多少なりとも受験期の雰囲気はシミュレーションできるのかなと思います。

追記:20巻感想

18・19巻で受験はほぼクライマックスを迎えていて、20巻は繰り上げ合格の明るい話がほとんどという平和な巻だったと思います。あとは、島津くんの決断がどうなのか、じゅりまるの2人がこのまま吉祥寺女子に収まるのか、あたりが見どころですかねぇ。

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