【大学附属】明治大学の付属校を徹底調査

明治大学 学校の横比較シリーズ
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日本学園中学校・高等学校

ここ2・3年での大きなニュースが日本学園の明治大学付属校化ですね。2026年に明治大学付属世田谷中学校・高等学校となり、この年の入学生が卒業する年(2029年)から明治大学への推薦入学が開始します。明大明治と同じく明治大学の直系の付属校となり、立地もその名前通りの明大前駅ということで非常に注目度が高いです。

校風・教育の特徴など

運営母体が大きく変わって付属校となり、男子校が共学校に変わるということなので、ほぼ新しい学校に変わると思った方がいいでしょう。

明大世田谷としての教育プログラムなどは開校を待ってからとなると思いますが、現段階で教育の柱は「国際理解教育」「キャリア教育」「理数教育」と発表されています。→Webサイト

入学試験

現状の日本学園の入試について挙げておきます。

高等学校

併願優遇一般第1回:学力検査(国語・英語・数学)・面接[2月10日]
併願優遇一般第2回:学力検査(国語・英語・数学)・面接[2月14日]
推薦入試:作文・面接(個人)[1月22日]

中学校

第1回:筆記試験(国語・算数・社会・理科)[2月1日]
第2回:筆記試験(国語・算数・社会・理科)[2月4日]
第3回:筆記試験(国語・算数・社会・理科)[2月5日]

発表内容から逆算すると、2023年度入試での日本学園入学生から明治大学推薦枠の利用が可能になるということで、倍率も偏差値も爆上げとなりました。今後もしばらくは人気化が収まらないと予想されています。

学費

学校変更時に改訂が予想されますが、一応現行のものを挙げておきます。

*特別進学コースの場合は220,000円

進学先

現時点では明治大学への推薦進学がないので割愛します。

2023年度の中学受験の目玉のひとつで倍率も偏差値も爆上げしましたが、ある程度評価が定着するまでは、倍率も偏差値も上下動することが予想されます。2026年度の高校受験でも同様の動きが予想されますが、こちらは明大世田谷としての本格的なスタートとなり共学化もされるので、より注目度が上がると考えられます。

最終的には明大明治に近い偏差値(Y60)までいくことも考えられますが、そこからするとまだ偏差値が低く抑えられていると見えるので、青田買い的に入学を考えている人も多いと思います。ただ以前にも書きましたが(→日本学園(明大世田谷)の2023入試倍率がスゴかった)「卒業生の7割の推薦を目指す」という書き方しかされていないので、実際にどうなるのかは蓋を開けてみないとわかりません。また付属校の主戦場でもある高校入試で人気化し優秀な子が増えれば、推薦枠は高校入学生で占められる可能性も否定できません。何より見過ごされがちな、子供が6年間を過ごす教育内容や環境についてもっと目を向けるべきでしょう。その部分に共感した上での選択であれば良いですが、単に偏差値的にお得だというだけで検討するのであれば、まだ色々な面で不確定要素が大きいので少し冷静になるべきじゃないかと個人的には思います。

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