【2024入試】2月3日入試出願速報

2月入試の出願速報 入試データの分析

中学受験の2月入試出願速報の2月3日版です。2月3日入試は国立校や公立校の受験日でもあり、公立中高一貫校についても別枠で集計します。他の日程とも合わせてご覧ください。

【1/29】29日まで待ちましたが市進のサイトが更新されなかったので、1/27のデータで更新しました。

データの見方などは2月1日版に記載しているので、そちらをご参照いただければと思います。

[AD]

2月3日入試(国私立)

出願締め切りがまだ先の学校も多いので予測値の精度はそれほど高くなく、確定したところ以外はまあ話半分で見ていただければと思います。

【1/29】27日時点のデータで更新しました。昨年は28日の数字を使っていて1日ずれているので、マイナス方向へのブレが発生していると考え補正して見ていただければと思います。

男子校・共学校(男女別判定)

23日時点

まず受験可能エリアが拡大されて注目だった筑駒ですが、+33と微増というところで落ち着きました。まあ拡大されたとはいえ通学範囲とか学力レベルとかを考慮すればこんなところかもしれませんね。

そのほかの国立は、筑波大附属学芸大竹早がマイナス、お茶の水女子が男女ともプラスで確定しています。

あとは早稲田・浅野がやや増、海城がやや減で、この辺りは2月1日と似たような動きに見えます。

それ以外は、出願締切りまでまだ期間があるのでもう少し様子をみたいと思います。

27日時点

中4日程度ではあまり大きな変化はない感じです。浅野がマイナスになっていますが、これは出願締切が1/25から1/31に延びた影響と考えられるので、おそらく前年と同程度にはなると見た方がいいでしょう。

あとは大きな動きもなく、データの信頼性もいまいちなので細かく見るのはやめます。

女子校・共学校(男女別判定)

23日時点

確定の早い国立から見ますが、お茶の水女子がプラス、筑波大附属学芸大竹早がマイナスとなっています。お茶の水女子はこのところ偏差値が下がってきたので受けやすくなっているのかもしれません。

あと確定値は横浜共立の+37ですね。横浜雙葉の2回入試導入の余波で、こちらも再度注目されたのかなと考えられます。

あと目立つのは学習院女子の大幅増で、この時点で昨年の出願者数を超えているので増加は間違いなさそうです。ただ残り3日で100も増えるとも思えないので、さすがに次回集計時は修正されるとは思います。

27日時点

23日からの差分だと、学習院女子が大幅増加、東洋英和も若干の増加、日本女子大が減少というところで確定しました。そのほかで大きな動きはなさそうです。

共学校(男女混合定員)

23日時点

ここは締切った国立はまだ人数発表がなく、締切が近いのも明大明治くらいしかないのでもうちょっと様子を見たい感じです。ちなみに明大明治は現時点で昨年とかなり近い数字になっているので、増加はほぼ間違いないかなというところですね。

それにしても芝国際の減り方はハンパないです。。。

27日時点

増減の動向としてはそれほど変化はありません。ただ全体的に予測値のマイナス方向が大きくなっていて、これは集計日がズレたことによるものなので、もう少しプラス側だと思って見ていただければと思います。

2月3日入試(公立中高一貫校)

ここでは2月3日入試となる都立・千代田区立・神奈川県立の中高一貫校を取り上げます。偏差値は四谷大塚偏差値で並べていますが、試験内容がだいぶ違うので、便宜上使っているだけでここでの並び順はあまり気にしないでください。

東京の都立・区立校

23日時点

出願は全て締切られているので確定値です。

パッと見でほとんど前年比マイナスというのがわかります。増加は都立富士(男)の+5と、都立立川国際(女)の2つのみです。ただ都立立川国際は前年大きく減少していたのでその反動増の面が強く、それ以前と比較すると少なめです。

2020年以降の出願者数を比較してみても、横ばいと言えるのは都立富士くらいしかなく、それ以外はここ2・3年でかなり減少しているのがわかります。それでも倍率は数倍程度あるので、まあ現実的なところへ落ち着いてきたと見るのがいいのではと個人的には思います。

ちなみに東京都の高校無償化政策の影響ですが、都立向けの受検対策をしてきた子が急に私立向けに切り替えるのはさすがに難しいので、少なくとも今年に関してはないのではと思います。

27日時点

前回空欄だった九段が発表され、区内枠が減少、区外枠が増加となりました。まあどちらも昨年の反動のような動きに見えますね。

神奈川の県立・市立校

23日時点

神奈川には県立と市立校があります。

で出願者数ですが、軒並み大きなマイナスとなっています。市立川崎のみ前年の反動と考えられますが、それ以外は2021年辺りをピークに年々受験者が減っています。

これは県立・市立が避けられたと見るよりも、私立の方でも神奈川は比較的マイナスの学校が多い印象なので、少子化の影響で東京より一足早く受験者数が減少に転じたと考えるのが妥当じゃないかと思います。

27日時点

ここは23日時点で確定していたので、特に追加でコメントすることはありません。

2月3日入試 全体の印象

23日時点

あくまで個人的な印象でしかありませんが、国立校と公立中高一貫校はここ2・3年で減少方向に動いているイメージがあります。個別に見れば筑駒は横ばい、お茶の水女子は逆に増加傾向というのもありますが、それ以外はほぼ減少の方向に見えます。

特に公立中高一貫校については、一時期の10倍に迫るような超高倍率が出ることはなくなり、落ち着いたというか、むしろ現実的な倍率になったのではと思います。おそらくですが、学力試験でないとは言っても結局は対策しないと受からないという現実が浸透してきた結果、ダメ元で受験だけする層がいなくなってきたということかなと想像します。また、結局受検対策には塾通いすることがスタンダードとなり、受検するだけでも結構なお金がかかることがわかってきたというのも背景にあると思います(6年生だけで比較すれば費用感は私立受験と遜色ないので)。

個人的には、本来の適性検査の趣旨からすれば今の倍率でもまだ過熱感があると思っているので、もう少し入りやすくなって私立とは違う方向感が出せると良いんじゃないかなと感じています。

あとは、神奈川の受験者減というのがこの先の首都圏の中学受験を先取りしている気がするので、今後の動向に注目したいです。

27日時点

本来であれば昨年と同じ28日で更新したかったのですが、今年は日曜なので29日を待っていました。ただ残念ながら今年は28も29日も更新がされなかったので、やむなく27日データで更新しました。(さすがに2日開くとだいぶ比較データが変わってしまうし、個人的にも明日はちょっと更新できなそうなので)

結局1日ずれたデータになってしまったこと、また23日からあまり日が経っていないので大した変化はなかったということで、あまりコメントすることがなくなってしまいました。残念。来年は少し調整しようと思います。

他の日程も合わせてどうぞ。

コメント