渋幕・海城入試の作戦会議

新しい試みですが、個別の学校対策についての有料記事を出すことにしました。

きっかけは、今年の入試動向を眺めていてここが激戦とかいう話を聞いたときに、そういえば去年の今ごろは入試問題の分析や対策を結構やってたなと思ったところからはじまります。で、志望校がある程度固まってからは過去問演習の結果を見ながら点の取り方について色々考えたり、12月には成績が下がって焦り、冬休みに必死に頑張ったななどということを思い出しました。

そうやって振り返っていく中で、そのときに分析した内容や経験を、何らかのかたちで今頑張っている人たちへ提供できないかなと考え始めました。とはいえ、ブログで発信するにはあまりに個別の学校の話に寄っているのと、受験競争を激化させるような情報提供はしたくないので公開情報としては不適切だと感じ、この手のものは有料化すべきと判断するに至りました。しかも100円とか簡単な値段ではなくハードルも上げた上で。

思いついたのが11月半ばで、できるだけ早く、できれば11月中には出したいと思って準備をしてきたのですが、書き始めると色々ネタが出てきてボリュームが増え、しかも有料記事なので半端なものは出せないと思って一生懸命書いてきたので、12月にまでずれ込んでしまいました。受験まで残り１ヶ月余りということで本当にギリギリのタイミングですみませんが、我が家も12月・1月で結構色々対策はやったので何とかギリギリ間に合ったかなと思っています。

対象校は、昨年徹底的に対策を考え、かつ受験もして結果も出せた渋谷幕張と海城の２校についてとなります。内容については以下の目次をご覧ください。

＜渋谷幕張中学入試の作戦会議　目次＞
はじめに
- この記事を書こうと思った背景
我が家の背景情報
- 本番入試結果と成績情報
我が家の過去問物語
- 10月時点の算数は15点だった
- １ヶ月の算数強化月間
- 過去問演習の成績
- 12月〜冬休み、停滞期
- 直前期の追い込み
入試の分析と対策
- 算数は戦略が必要
- 小学生には難解な国語
- 理科は試金石かも
- 社会は正確な知識と思考力の両方が必要
- ４科目の平均点分析
さいごに

＜海城中学入試の作戦会議　目次＞
はじめに
- この記事を書こうと思った背景
我が家の背景情報
- 本番入試結果と成績情報
塾の志望校別コースを比較する
我が家の過去問物語
- 10月以前の取り組み
- 順調に見えた12月の落とし穴
- 直前期の追い込み
入試の分析と対策
社会科論述の攻略
- 同じ記述型でも麻布と海城では全然違う
- どうすれば書けるのか・記述のポイント
- 実際の過去問で具体的に見てみる
- 我が家での実施例
- 赤本の配点に異議あり
他３科目の分析
- 算数はクセが少ない
- 国語は特徴的な出題形式
- イマドキの理科
平均点の分析
さいごに

これまで中学受験を見てきて、50偏差値のちょい下から80偏差値のちょい上までが勝負ゾーンだと個人的には思っているので、この辺りに位置していて何とか合格を掴み取りたいという熱い想いのある方に向けてお届けしたいと思っています。我が家は渋幕で50%にちょっと届かず、海城はちょうど80%あたりに位置していたので、この辺りが一番揺れ動きやすく、対策のやり方如何でどっちにでも振れるなと身をもって体感しました。そういう意味で、志望校対策が一番効くのがこの辺りだと思っています。

ただそれぞれの記事の公開部分にも書いていますが、親御さん向けに書くので親御さん自らが入試内容を把握し、何らかのアクションを考えるということを前提にしています。自分のところはプロに任せているので手は出さないと決めている方には不要な情報だと思いますし、これまで何も関わってこなかったご家庭であれば下手に手を出せば受験全体を壊す危険性があるので私もおすすめしません。ある程度子供との距離感が掴めている方におすすめしたいです。

とはいえ、この１ヶ月ほど、かなりの時間を割いて書き上げてきたので多くの人に見てもらいたいという思いはあります。本ブログは比較的記事が長めだと思いますが、有料記事ということでそれとは比較にならないくらいのボリュームと、手間と時間をかけて書きました。現時点で、自分の中では今回の記事で出し切った感がありますし、その辺で手に入る情報とはちょっと質が違うだろうという自負はあります。普段は一度世の中に出回った情報を載せることにしていますが、非公開記事にしたことでその制限もなく書けた部分もあります。（一応、妻レビューでもこれなら良いだろうと太鼓判をもらいました）

とまあ、ここまで書いて結局ゼロ読者だと寂しい限りですが、まあそれはそれで次男の受験に生かしていこうと思います。多くの人に見てもらいたいと思いつつ、あまり見られたくないという矛盾した気持ちもあり。

というわけで、本気で渋幕・海城を目指している方、ぜひ以下の記事を読んでいただければと思います。基本的に受験前の６年生を想定して書いていますが、本来的には長い目で対策した方がいいものも含まれているので、４・５年生のご家庭でも興味があればぜひどうぞ。