2022年 第4回合不合判定テスト

第4回 合不合判定テスト 模試の情報まとめ

昨日は合不合判定テストでしたね。受験された方はおつかれさまでした。昨日の合不合について基本情報と共に動画講評の要約をまとめて残しておきます。

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2022年 第4回合不合判定テスト

そもそも合不合判定テストとは何か?については次の記事を参考にしてください。

基本情報

日程:

2022年10月9日(日)

時程(午前):8:40(集合)〜12:10(終了)
時程(午後):13:40(集合)〜17:10(終了)
*集合時刻以降は入室できずテスト受験もできないので注意。

テスト時間・配点:

テスト時間配点
問題配付・諸注意15分
算数50分150点
国語50分150点
トイレ休憩15分
理科35分100点
社会35分100点

受験料:5,280円(税込)

中学校会場

試験会場は四谷大塚校舎のほか、中学校会場を選択することが可能です。本模試での首都圏中学校会場は以下の通りです。

地域テスト会場午前午後
東京海城中学校男子
駒場東邦中学校男子
巣鴨中学校男子
聖学院中学校男子
本郷中学校男子
跡見学園中学校女子
大妻中学校女子
大妻中野中学校女子
品川女子学院中学校女子
昭和女子大学附属昭和中学校女子
田園調布学園中等部女子
豊島岡女子学園中学校女子
品川翔英中学校男女
渋谷教育学園渋谷中学校男女
東京成徳大学中学校男女
東京都市大学等々力中学校男女
東洋大学京北中学校男女
八王子学園八王子中学校男女
文化学園大学杉並中学校男女
宝仙学園中学校・理数インター男女男女
神奈川浅野中学校男子
鎌倉学園中学校男子
サレジオ学院中学校男子
桐光学園中学校男女
森村学園中学校男女
横浜富士見丘学園中学校男女
千葉市川中学校男女
日出学園中学校男女
埼玉淑徳与野中学校女子
開智中学校男女
埼玉栄中学校男女

スケジュール

申込スケジュール

四谷大塚生・準拠塾・提携塾:7・8月に申込・抽選を実施済み

一般生
申込開始日女子9月13日(火) 10:00〜
男子9月14日(水) 10:00〜
申込終了日10月6日(木) 24:00

試験結果公開スケジュール

志望校登録10月3日(月) 12:00 〜 10月10日(月) 23:00
採点後の答案10月10日(月) 正午以降順次
解説授業動画ナビゲーションモード:10月10日(月) 正午以降順次
  マニュアルモード:10月12日(水) 正午以降順次
結果資料集
成績管理
10月12日(水) 18:00以降
*欠席者も「会員サイト」で問題用紙と解説授業動画(マニュアルモード)を見ることができます。

2022年結果

受験ドクター講評

受験ドクターの講評を簡単に要約します。

国語

全体講評・平均点予想

  • とても難しかった、特に物語文は誰が語り手なのか誰の視点なのかが分かりづらかった
  • 抜き出し問題は検討がつかなかったら探さない(時間を食うので)のがセオリーだが、今回は抜き出し問題が多く捨てられず焦ったかも
    →問題が置かれていない比喩表現はカッコでくくる、定義文のかたまりはカッコでくくるというのをやっておくと解きやすくなる
  • 平均点予想:男子70点代、女子80点前後(80割るかも)

[1]物語文

  • 登場人物とその関係をおさえるという基本をしっかりやらないとごちゃごちゃになる
  • 問1・2:ここで取っておかないとこのあと点数が積み上がらず大変
  • 問3:”青柳”がテレビ局の人だと捉えられたかどうかがポイント
  • 問4:(1)ヒントは”なぜ”、レオが言っている言葉・心の中から探す、(2)あまり意味を感じない問題でできなくてもOK
  • 問5:(1)指示語の中身を後で述べる問題、あまりセンスの良い問題ではなかった、(3)(4)内容がわかっていても見つけにくい、点数になっていなくても意味がわかっていればOKとしてほしい
  • 問6:4ページの青柳の言葉から取っていれば部分点は結構もらえるのでは、ただ小学生の思考からすると非常に深い考え方で到達しづらいので難しかったのでは
  • 問7:ウとエで迷う、非常に間違いやすい
  • 問8:難しい、本文をきちんと読んでいないと間違える
  • 問9:イとエで迷う
  • 問10:非常に正答率が低かったのでは

[2]論説文

  • 難易度は[1]に比べればまだまし
  • 作者は桜蔭、早稲田(高校)でも出題されていて決して易しい文章ではない
  • 問題の誘導に乗って解いていけるかがポイント
  • 問1:難しい言葉の問題
  • 問2・3:これはできてほしい、難しい文章は定義文が多く使われているので印をつけていると速く解ける
  • 問4:”計画にとらわれてしまうと自分の頭で考えなくなってしまう”というキーワードがとれていれば選べた
  • 問5:ここは取れてほしい、簡単な抜き出しなど
  • 問6:簡単、抽象概念から具体例を出す問題は近年増えているので、書かれている考え方を法則化してから探すクセをつける
  • 問7:何の力が問われているかわからない問題
  • 問8:引っかけ問題(言い過ぎ)

[3][4]知識問題・漢字

  • 文学史:雪国は知っていてほしい、芥川龍之介の代表作は覚えていく、志賀直哉は小学生だと小僧の神様が出る、石川啄木は一握の砂が有名、島崎藤村は破戒
  • 数の数え方:今回のように出てきたときに覚えていけばOK
  • ひばりは春、夏はほととぎすなど代表的なものはおさえておく
  • 難しかった漢字は「障子」「採集と採取」「形相」「無分別」「生糸」
理科

全体講評・平均点予想

  • 全体的に難易度はそれほど高くなかった
  • 光の問題は作図を伴うので時間がかかる、力学に時間を取られる
    →知識分野でしっかり点数を取れたかどうかが鍵
  • 問題数は多かったが、化学分野の計算が難しくなかった、物理も力学がさほど難しくなかったので比較的解きやすい問題だった
  • 平均点予想は男女とも55〜60点くらい

[1]地学(台風)

  • 問7だけ少し難しかった
  • 問4をしっかり覚えてなかった受験生は多かったかもしれない、覚えておこう
  • 問5はデータから読み取れる、問6も説明が書いてある
  • [1]は短時間で解けたかどうか

[2]化学(溶解度)

  • 細かい計算が必要なものはなかった
  • 問2・3でABCがどの物質なのかを判断する必要がある
  • “答えに小数が含まれるものはすべて小数第一位を四捨五入して整数で答える”という答えの条件に注意
  • 計算量よりも読解など丁寧な判断が必要な問題だった

[3]生物(標本調査の実験問題)

  • 文章を読んでいくとヒントがあった
  • 問4・5は推理しながら解いていく必要がある、正解率が下がりそう
  • 全体としては文章量も多くなかったのでスピーディに解きたい

[4]物理(てこ・滑車・ばね)

  • 1個1個は比較的難しくない
  • 前の設問を使うタイプの物理問題はあわてず数字を確認しながら見直し含めて解けるようにしたい
  • 問4-(2)が難しかった

[5]地学(天体)

  • 注意が必要なのは問4、南の空に冬の星座が見えているとき東の空には春の星座が見えている
  • 問5、星座早見を使ったよくある問題、後半は難しめ
  • 問6・7、南半球を使った問題もよく見る問題

[6]物理(光)

  • 鏡を通して見える作図などは比較的単純な問題
  • 後半の凸面鏡を使った問題も作図の仕方は書いてあったので、時間が残っていたかどうかがポイント
社会

全体講評・平均点予想

  • [1]〜[3]はオーソドックスな内容、[4][5]は学習が追いついていない内容で取りづらかったかもしれない
  • 平均点予想は50点やや超えるくらい

[1]歴史:ここで大きく得点しておきたい

[2]地理(農業)

  • 細かい正誤判定や数値絡みの問題があったが、直前期には覚えておかなければいけない問題
  • 重要なのは問6・7、スマート農業はもう一度内容確認してほしい

[3]地理(地形)

  • 東経・北緯はこの時期の受験生はできていてほしい、できていなければ白地図で確認
  • 島の形は見て判定できるように、また上位5位くらいまでの島の面積はおさえる

[4]戦後史

  • 50年前(1972年)についての問題、50,100,150年前などはもう一度確認
  • 問2:戦後の代表的な総理大臣は顔写真と一致させる、条約とも
  • 問7:団地の生活はもうなじみがないのでYouTubeなども使って確認

[5]時事問題(ウクライナ情勢)

  • 黒海やクリミア半島の位置は抑える必要あり
  • NATOやワルシャワ条約機構の意義づけを確認
  • 各国の大統領、顔写真と一致させる
  • 全てのEU加盟国がユーロを使用しているわけではない
  • 冷戦化における代表的な戦争、冷戦後の戦争(イラク戦争など)
  • 国名の呼び方が変わることはよくある、理由とともに覚える
算数

全体講評・平均点予想

  • 前半は比較的解きやすい、後半になるにつれ解きにくい問題がでてきた
  • 受験生が一般的に苦手にするようなテーマがちらほらあり、その出来具合が点に影響した
  • 難しかった前回よりは平均点は上がりそう
  • 平均点予想は男子70後半〜80点、女子65〜70点くらい

[1]計算:逆算の計算問題は答えを当てはめて確かめしよう

[2]小問集合:(4)の四捨五入の位を間違えないように、未満と以下など

[3]縮尺の問題:苦手な子が多いだろう、面積の単位換算は決まりなのできちんと解けるように、単位換算のくふうも

[4]規則性(碁石):(1)中実方陣・中空方陣と同じ、(2)黒の個数を出して全体から引く

[5]平面図形と比:オーソドックスなので(2)までは確実に拾いたい、(3)は”底辺が等しい2つの三角形の面積比は高さの比と一致する”という考え方を使えたかどうか、解けなかった人は確認しておいてほしい

[6]小問集合:(1)は典型題、(2)通常とはやや違う解き方、(3)数の性質の知識の置き換えができたかどうか

[7]立体切断:切断があると女子の平均点が下がる、体積を求めるときは大きく延ばした三角すいから延長してできた三角すいを引く

[8]水量:違う視点で水量を与えれているので同じ視点で揃えないといけない

[9]九九の表:(1)は時間が残っていれば得点できる、ただ(1)を工夫して計算できたかどうかで(2)(3)が解けるかに関わってくる

コベツバ講評

コベツバによる算数の講評はこちらです。

算数
  • レベルAが6割、レベルCが2問、残りがレベルBで難易度は標準的
  • レベルCが通常より1問多く、レベルAも1問分くらい多い印象
  • [6]-(1)までが知識・技術を問うような問題、ここまでで時間がかかったり間違った場合はそれぞれの技術を見直してほしい
  • [7]は標準的なよく見かける問題なので、立体切断だと構えずできるようになってほしい
  • [6]-(1)までと、[7]、[9]-(1)はしっかり復習して使えるようになっておくことが大事
  • 基礎〜標準くらいまでの技術をスキなく固められるか、難問を見送ってもそこそこの点数や順位は出てくるのでコツコツと積み上げていってほしい

本家のサイトで詳しい難易度が公開されています。また、[1]〜[7]までの解説が無料配信、[8]以降は有料で配信されています。

【バックナンバー】四谷大塚 第4回合不合判定テスト 平均点・算数動画解説・難易度分析(22年10月9日実施)
【2022年10月9日実施 四谷大塚 第4回合不合判定テスト】算数の全問解説動画と分析を配信。3年先まで予約で埋まった元プロ家庭教師が作成。「解説を読んでもわからない・もっと効率的な解き方で解きたい」方におすすめです。

しっかり見直してレベルアップしていきましょう!

平均点

ネット情報から今回の平均点を載せておきます。

平均点男子(昨年)女子(昨年)男女差
算数(150点)81.481.874.274.2+7.2
国語(150点)67.494.473.3103.1-5.9
理科(100点)52.242.748.938,2+3.3
社会(100点)55.154.949.151.1+6.0
4科(500点)257.0275.0246.9268.4+10.1

受験者数:13505人(前回比 -792人 / 前年比 -1人)

昨年より国語が大幅に難化したようで、4科目平均点も20点近く下がっていますね。受験者数は第3回から800人近く減っていますが、昨年も似たような動きで、この後はこのくらいの人数に収まりそうです。

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