合不合判定テスト@広尾学園

受験日記(兄6年時)

今日は第3回合不合判定テスト。会場は広尾学園が当たりました。

特に説明会の記載がなかったので送り届けたら帰ろうと思っていたところ、学校説明会がありました。機会があれば聞いておきたいと思っていた学校なのでラッキーです。入口では過去問販売も行なっていました。

四谷大塚のテストでは、案内がなくてもこういうのが結構ありますね。組分けテストでも中学校会場のときに何度もありました。学校側からすればボランティア(?)でテスト会場を貸しているので、自校のアピールの機会にするというのは真っ当ですよね。組分けテストの場合だと偏差値低めの学校が多いので帰ってしまう人が多かったですが、親の視野を広げるためにも私は出来るだけ聞いた方がいいなと思っています。昨今は学校に入れる機会も激減しているので、こういう機会は積極的に活用したいです。

広尾学園は

元々女子校だったところが共学化して学校改革するという、今の私立中高のムーブメントを作ったといっても過言ではないこの学校。広尾学園設立からもう15年も経っているんですね。これだけ経っていると、いろんな経験を積み重ねてノウハウがたまってきていそうで、プレゼンテーションの端々に自信がみられる、というか、むしろ凄みすら感じました。

2年前にも一度説明会は見たのですが、そのときはこちらの意識の低さもあってか、校舎がキレイくらいの印象しか持ってませんでした。

今回、学校説明を聞いていて、私が通いたくなりました。個人的にこういう新しい取り組みに積極的な学校大好きです。ただ、息子にとってどうかはまた別問題で、成長がやや遅めでまだ幼さのある我が子の場合は、男子校でワイワイやっている方が変なコンプレックスとか持ったりせずに伸びる気がしています。あと英語に対する意識付けも怠ってきたので、まわりとの比較で逆に英語嫌いになりやしないかと心配になります。もし自分がいま受験生だったらそもそも男子校とかありえないので、絶対渋谷系か広尾系目指しますけどね(すみません、どうでもいい話)。

さて、広尾学園に戻りますが、気になったポイントだけ挙げておきます。

  • オンライン授業対応
    昨年春、いち早くオンライン授業に対応した印象がある同校ですが、やってみて対面の方がいいということで、今年は全て対面授業だそうです。ただ、授業は全てオンライン配信していて選択も可能。現在、4%程度の生徒がオンラインとのこと。
  • 3コース制
    本科、医進・サイエンス、インターナショナルの3コース。インターは帰国生用のAG(Advance Group)と一般生のSG(Standard Group)がある。インターAGは入学時に英検1級や準1級レベルとのこと(!)。SGは英検未修得者が83%なので心配しなくていい。高校入学時に定員の範囲内でコース変更が可能。
  • 英語教育
    中学3年までに英検2級が目標。中1で全員3級、中2で準2級を取っているとのこと。
    インターは海外大学出願に必要なSATを全員取得、本科生も希望者は取得する。
  • ICT教育
    本科と医サイ生は全員Chromebook、インター生はMacbook使用。なぜ違うのかは不明。
  • キャリア教育
    卒業生とか関係なく各界の有名人を呼んで講演会をかなりやっている。Google CEOのエリック・シュミットが来た話は有名。こういうのは色んな繋がりがないとできないことなので、いち中高としてはかなり凄いことだと思う。
  • 進路
    あまり話はありませんでしたが、個人的には去年の海外大学合格者200名超えは衝撃だと思います。

学校の特色とか国際教育とかは私が改めて書くまでもない話だと思いますが、とにかく時代が求めていそうなものをこれでもかと繰り出していて、まあこりゃ人気出ますわなという感じです。

ちょっとテンション上がっていたので、先生を捕まえて海外大学進学について色々質問してきました。公開されていない話はあまり書けないかなと思いますが、日本の大学受験とだいぶ違うので、出願における書類の準備から奨学金の取り方など相応のノウハウが必要なので、学校が対応していくにはそれなりの時間や学校側の本気度が必要なんだろうなと思いました。数人とか10人程度の合格実績だと、1人や2人の受験生が個人で塾に通って合格している感じかもしれませんが(のべ人数なので)、広尾学園は塾に通うことは推奨せず学校側で完結しているようでした。

個人的にはこれだけの合格人数が出てくると、今の東大合格実績をベースとした偏差値序列に風穴を開けることができるのでは?などと期待してしまいます。ただ海外大学への進学の場合、高額になる費用面は避けて通れない話で奨学金が絡んでくるケースも多いので、そんな簡単な話ではないというのも理解しました。まあでも個人的には今後も注目したい学校です。

確か学費がちょっと高めなんですが、この学校の場合、他の私立中高よりも海外留学やインターナショナルスクールを比較対象にした方がいい気がするので、そう考えて比較するとだいふ安いと見ることもできるのかなと思います。

学校説明会のあとテスト終了まで時間があったのでちょっと外をブラブラしてきましたが、近くに有栖川宮記念公園あり、大使館あり、オープンカフェでまったりしてる白人さんもいて、ハイソな雰囲気で溢れかえっています。また、学校のカフェテラスや中庭が保護者の待機場所として開放されていましたが、これがまたオシャレすぎて、普通の学校(特に男子校?)と違いすぎて笑えるレベル。

ここはヨーロッパのどこかの広場なのか?という雰囲気

余談ですが、散歩中に少し足を延ばして麻布中高も見てきました。入口しか見えませんが、その入口の隣の建物が、管理員?ガードマン?が常に表に立っているような高級マンションで、あー、麻布・広尾って名前からしてそりゃそうだよねと何だか納得して帰ってきました。

まあとにもかくにも、受験する(できる)かどうかは一旦置いておいて、受験勉強(サポート)の息抜き・現実逃避として、楽しい時間を過ごすことができました。(このあと現実に引き戻されることになるのですが、それはまた別の話)

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