中学受験振り返り 〜3年間にかかったお金〜

勉強方法

振り返り記事の第5回目ですが、元々予定していた内容がうまくまとまらないので、予定を変更し我が家の中学受験3年間でかかったお金について書きます。記事全体の目次は以下をご確認ください。

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3年間でかかったお金

いきなりですが総額です。

約180万円
(受験料、入学金等は含まず)

えー、自宅学習なのにそんなにかかるの?という声が聞こえてきそうです。

内訳を書きます。

4年生45万円
ena(上期授業料+教材+合宿費等)25万円
四谷大塚(下期週テスト+予習ナビ+教材)20万円
5年生55万円
四谷大塚(上期週テスト+予習ナビ+教材)20万円
早稲アカ(下期YTテスト+予習ナビ+教材)15万円
コベツバ(下期予シリ)3万円
理科実験教室17万円
6年生80万円
早稲アカ(通期YTテスト+教材+模試)21万円
早稲アカ(夏期講習)14万円
コベツバ(上期予シリ+Web+過去問)9万円
学校別コース23万円
理科実験教室(合宿等含む)10万円
その他(下剋上受験塾等)3万円
(細かな数字は丸めています)

enaだったり四谷大塚だったり早稲アカだったりとフラフラしたので分かりにくいですが、週テストベースで自宅学習を進めるのに必須だと思えるものについては*印を付けました。

週テストも四谷大塚直営校と提携校で価格設定が違うので微妙ですが、ここで大体80万円位という感じです。ちなみに今だと選べるコースが異なるので全く同じルートは選べませんが(その辺は次回触れようかと思います)、多く見積もっても100万円もあれば週テストメインで進めることは可能だと思います。(逆にその位の費用感は持っておいた方が無難だとも言えます)

自宅学習とだけ言うと誤解されやすいですが、別に自分が教えたわけではないことは振り返り記事の中でも触れました。親が教えることは無理なので、外部の動画サービスなどを活用し、それらに費用が掛かっているという理屈です。

我が家の場合は、元々通塾を考えていた背景もあって、途中で6年生までに各塾でかかる費用の概算を算出しました。その結果、大手塾であれば3年間で大体200〜250万円前後が相場であるというのが分かり(月謝だけならもっと安いですが、ほぼ必須と考えられる季節講習を含むとこのくらいにはなる)、そこを費用の上限として、やりたいと思ったものは金額を気にせず受けるという方針を取ったため、費用が膨らんだというかたちです。(とは言え、安く上がっている方だと思います)

費用として大きいのはやはり塾形式のもので、enaはまあこんなものとしても、理科実験教室、学校別コースあたりが大きなウェイトを占めます。個人的には、この中でどこかを削るならば学校別コースだったかなと思います。(志望校や塾によっても違うしおそらく賛否分かれるところだとは思いますが、私は塾カリキュラムで得られるものと比較して費用対効果は低いと感じました)

もしかすると全体費用の高さにドン引きしている人もいるかもしれませんが、月額費用だけを見て安易に中学受験を決めると痛い目を見るので、3年間トータルでどのくらいかかるかは一度試算してみることをお勧めします。季節講習を断るのはかなり強い意志が必要なのでかかるものと思った方が良いですし、6年生には土曜特訓や志望校別コースなども入ってきます。塾により、個別指導や家庭教師を付ける可能性なども考慮すべきと思います(これらのサービスは、二月の勝者の石田王羅君のような落ちこぼれた人が使うものではなく、割と普通に活用するのが今の中学受験です)。

軽くまとめると、費用面で言えば、通塾のみの場合のまあ1/3〜半分くらいになるのが週テストベースでの受験と思えば良いかなと思います(進学くらぶならもう少し安く上がりそうですが)。通塾に比べて大して安くないと感じるかもしれませんが、費用面で言えば「余力が出るので色んな手を打ちやすくなる」というのがメリットかなと個人的には思っています。(そのほか、睡眠時間を確保したり自分に合わせた学習など時間的な面などでの大きなメリットもありますが、話がずれるのでここでは割愛します)

ひと昔前は塾以外の選択肢は取りづらかったかもしれませんが、今は個別指導や通信講座、オンラインなども含め、様々な選択肢があります。特にこのコロナ禍をきっかけとしてオンライン化やネット活用が進み、2年前と比べてもだいぶ景色が変わっています。そしてこの動きはこの先も加速していくものと思います。

我が家は塾に入らない選択をしたことで、紆余曲折することになったり学習方法について悩むことも多かったですが、そうやって親自身が試行錯誤しながら思考し意思決定していく姿を子供にも見せられたことが、実は最大のメリットだったのかもなとも思います。色んな選択肢がある中で、我が子に合った学習環境が何かを親自身が考えながら伴走していくというのが、中学受験のひとつの価値じゃないかななんてことを思ったりしますがいかがでしょうか。

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