中学受験振り返り 〜はじめに〜

勉強方法

我が家の中学受験の振り返りを書き残しておきます。

あれこれと書きたいことが湧いてくるのでいくつかに分けて記載し、このページに扉を作っておこうと思います。今のところ以下の予定ですが、見切り発車で公開始めることにしたので変更があったらすみません。記事ができたら順次リンクしていきます。

  1. はじめに(+用語の解説) ⬅︎この記事
  2. 我が家の中学受験(4年生+低学年)
  3. 我が家の中学受験(5年生)
  4. 我が家の中学受験(6年生)
  5. 科目ごとの取り組み内容
  6. 3年間にかかったお金
  7. もしいま中学受験をスタートするならと妄想する(1/2)
  8. もしいま中学受験をスタートするならと妄想する(2/2)
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はじめに

まずここでは、前提となる背景をご紹介しておきます。

我が家は通塾なし、四谷大塚週テスト(YTテストとも呼ばれていました、今は提携塾ではカリキュラムテストと呼ぶそうです)だけを受講し、基本的には予習シリーズをメイン教材として自宅学習で受験勉強を行なってきました。

私がこのブログを始めたのは6年生も中盤に差し掛かった半年前のことで、それ以前については多くは触れて来れませんでしたが、最初から塾なしと決めていたわけではなく、紆余曲折の結果やむを得ずこうなったという面もあります。そのあたりの話も含めてこの先の記事で残していきたいと思います。

そもそも中学受験の知識もなにもないところからスタートしていて、様々な荒波を経て最終的に父の期待を超えるような難関校へ到達するところまで来ることができました。結果については時の運もあるので話半分として、相応の学力レベルにまでなったというところは誇らしく思ってもよいのかなと思います。

あまり一般的ではない塾なしというスタイルでの受験について記録を残しておきたい、うまくいけばひとつの受験スタイルとして残せるかなという期待も込めて始めたブログですが、我が家もそれなりに大変だったので、この経験を語ることで、塾通いで苦しい思いをしている人や今まさに自宅学習で頑張っている人に対して、何か少しでもヒントになるものがあればという気持ちも込めて記していこうと思います。

ご興味があればお付き合いください。

用語の解説

四谷大塚の用語が多数出てくるので、馴染みがない方にもわかりやすいように用語解説を書いておきます。読み進める中で参考にしていただければと。なお、2022年2月時点の情報を元にしています。

四谷大塚:首都圏の中学受験大手、四大塾と呼ばれる塾のひとつ。親世代の中学受験では難関校への登竜門は四谷大塚の会員になることだったらしい。一般的にイメージされるのは街中で看板を見かける直営校だが、それ以外にも準拠塾や提携塾が多数あり(早稲田アカデミーもその1つ)、カリキュラムやテストシステムこそが四谷大塚とも言える。四谷大塚の合格実績は直営校だけでなくこのシステムを利用している人全体の数字になっている点からも裏付けられる。

週テスト:四谷大塚で毎週行われる単元ごとのテスト。提携塾ではYTテストと呼ばれていた。4年生は金曜日、5、6年生は土曜日に受験する。直営校と準拠塾は今まで通りだが、今の新5年生から早稲アカなどの提携塾は2週ごとのカリキュラムテストと形態が変わっているらしい。直営校では他の科目の試験中に算数の採点を驚異的なスピードで終わらせ、その日のうちにiPad上で間違えた問題と類題の演習ができる(強制的にやらされる)ようになっている。全ての採点は翌日には公開され、翌々日には順位と偏差値が出るので、これに慣れると他塾の模試採点が激遅に感じる。

A/B/C/Sコース:四谷大塚の週テストを受けるクラスで、成績順に下からA→B→Cと上がっていき最上位がSコース。週テストはコースごとに難易度の異なる問題を受験する。ちなみに授業を受けるクラスはこれとは別で、校舎ごとに様々な要素(高速基礎マスターという使いづらいiPad演習の進捗状況とか)を加味して決められる。

組分けテスト:ほぼ月1回ペースで実施される組分けテスト。4週分の単元後、5週目は総合回という4週分の復習回となり、基本的にはその範囲から出題される。組分けテストはコース別ではなく全員同じテストを受け、この成績でA/B/C/Sコースが決められる。また各コース内でも、SコースならS1〜S6など細かくランク分けがされる(コース内のランクの数は全体の受験人数により変わる)。

予習シリーズ:中学受験の定番と言われる四谷大塚のテキスト。四谷大塚のWebサイトから購入することができるが、送料が別途かかるので一度にどこまで買うかが難しい。Amazonや本屋では原則購入できない。

予習ナビ:四谷大塚の授業動画配信サービス。四谷大塚システムを利用している人は基本的に利用できるが、なぜか週テストだけを受ける生徒は見ることができない。以前は通信講座に予習ナビだけを受講できるコースがあったが廃止されてしまった。あと、予習ナビと言いながらも単元の週にならないと動画が見れないので、先の単元を予習しておくなどの使い方はできない。

進学くらぶ:四谷大塚の通信講座。基本的には予習シリーズと予習ナビで自宅学習し、自宅受験した週テストを郵送する。テスト自体は塾利用者と同じもので、受講するコースも組分けテストで決められたA/B/C/Sコースのもので実施する。以前は予習ナビは自分で配信コースを選ぶことができたが、今はできなくなり成績に応じたものになってしまった模様。答案送付がいまだに郵送であり採点が間に合わない影響で、偏差値や順位の母集団には含まれずテスト結果を載せた週報の成績優秀者にも掲載されない。自分の入っていない母集団での偏差値や順位の確認は可能。

※四谷大塚に対し若干あたりの強い表現が含まれていますが、愛情の裏返しだと思って見ていただければと思います。

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