【偏差値】2022年と2023年の各塾の偏差値表を比較してみた

塾偏差値表の比較 受験校選びのTIPS

前ページからの続きです。

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2月2日・3日の入試

2月4日以降は前半の結果によっても受験者が変わるため、あまりあてにならない感じがするので、とりあえず2月2日・3日までをまとめて見ていきます。

男子 四谷大塚80

【2023年入試】四谷大塚結果Aライン80偏差値一覧より
【2023年入試】四谷大塚結果Aライン80偏差値一覧より
  • 午後入試の上昇が多い
  • 2月2日の渋渋②と栄光は67で横並びだったのがやや開いてしまった

2月2日でも3日でも、午後入試の上昇が多いというのが印象で、2月2日以降も午後入試がそれなりに幅を利かせてきている感じがします。(3日は▼がついているのが午後入試)

個別では聖光と栄光の差がさらに開いてしまったのと、渋渋が上昇して渋幕とほぼ並ぶ感じまできたというのが印象的です。また本郷がさらに上昇して集団から抜け出した感じで、栄光の背中が見えるところまできているように見えます。

3日は、筑附・学大世田谷・学大竹早など国立校の下げが目立つ感じですかね。この辺は、中高一貫校教育でないところがやや敬遠されているのかなと感じます。

男子 日能研R4

日能研 2023年中学入試結果R4一覧より
  • 2日午後入試で大きな上昇が目立つ
  • 本郷②が続伸し最上位校グループ間近に見える
  • マイナスは大学附属校が多い印象

気になったのはこんなところでしょうか。四谷のところでも挙げましたが午後入試の活況がすごいなと思いますね。

栄光はこっちでは上昇しています。本郷②も一緒に上昇していて、この配置だと本郷は最上位グループの方に括られるイメージになりそうです。

下落のブルーを見ていくと慶應から明治・立教・法政・学習院などが挙げられ、附属系が総じて弱い印象を受けます。

男子 SAPIX80%

リセマム【2024中学受験】SAPIX男子偏差値(2023年4月)より
午後入試は紫文字
  • 本郷②が続伸し最上位校グループ間近に見える
  • 大学附属校のマイナスが目立つ印象

本郷の伸びがこちらも高く、どの偏差値表でも共通なので難易度上昇は本物のようです。

あとちょっと衝撃なのが慶應中等部の下げで、広尾小石川とほぼ変わらない偏差値になっています。さすがに来年反動はありそうですが、今年に限って言えば狙いどころだったと言えるかもです。

女子 四谷大塚80

【2023年入試】四谷大塚結果Aライン80偏差値一覧より
【2023年入試】四谷大塚結果Aライン80偏差値一覧より
  • 湘南白百合(2月2日)と山脇学園の上昇が大きい
  • 全体的に上昇の学校が多い

個別には2月1日と同じような傾向が見て取れますが、注目は共に+3上昇の湘南白百合と山脇学園な感じですかね。来年もこのあたりで定着するのか、反動があるのか気になります。

下落は男子と似たような学校(国立と附属系)が見えますが、総じて下落は少なめな感じです。

女子 日能研R4

日能研 2023年中学入試結果R4一覧より
  • 午後入試で大きな上昇が目立つ
  • 偏差値50近辺での上下動が多い(50以下になったものも結構あり)

個別にはコメントしきれないのでそれぞれで考えていただきたいですが、日能研R4は45〜55辺りでの上下動が結構多いなという印象です。まあこの辺りに学校数が多いというのもありますが、年によって受験生が検討する学校が結構変わるかもしれないなと思います。

ちなみに山脇はこの表でも大きく上昇していますが、湘南白百合はリストに一歩届かず49でした。

女子 SAPIX80%

リセマム【2024中学受験】SAPIX女子偏差値(2023年4月)より
紫文字は午後入試
  • マイナスの学校の方が多い

今回挙げた表の中では一番マイナスが多い印象です。偏差値は相対的なものと考えると、サピックス女子のレベルが上がったため(不合格になる基準も下がった=低い偏差値からでも合格した)と捉えることもできそうです。

あと気付いたのが、2月2日午前の選択肢の少なさです。最上位層はまあいいですが、50〜54には午後入試しかないんで、入試スケジュールを組み立てるのがなかなか大変な気がします。

最後に全体を通して気になったことを挙げていますので、ぜひご覧ください。

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