【大学附属】早稲田大学の附属校を徹底調査

学校の横比較シリーズ
早稲田大学
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早稲田中学校・高等学校

学校名に「早稲田」を冠したのは早稲田大より早く(当時の早稲田大は東京専門学校だった)、大学と同じくらいの歴史ある男子校です。早稲田大のすぐ近くに立地しているのもあり、普通なら直系の附属校となりそうなものですが、独自路線を歩んだ歴史もあって系属校となっています。高校からの入学はなく、6年間の中高一貫教育を行っています。

校風・教育の特徴など

  • 早稲田大への推薦枠が半分程度で、全員が東大など大学受験に向けて勉強する超進学校。推薦が決まるのが高3の12月で、最終的に内部推薦になるとしても、そこまでは基本的に大学受験を前提に勉強をすることになる。
  • 都心にあることもあって敷地が狭いという難点があったが、2023年に新校舎建て替えにより校庭の拡大や多目的ホール・屋上利用など、運動スペースの充実が図られた。

入学試験(中学のみ)

第1回入試:筆記試験(国語・算数・社会・理科)[2月1日]
第2回入試:筆記試験(国語・算数・社会・理科)[2月3日]

データ出典:早稲田中学校・高等学校 過去の入試結果

2回受験のチャンスがありそれなりの合格者数は出してくれます。第1回の定員が多く、ここ2年では第1回の合格者の方が多くなっています。

学費

データ出典:早稲田中学校・高等学校 学費など

進学先

データ出典:早稲田中学校・高等学校 大学進学状況

外部受験による他大学への進学状況は以下の通りです(合格者数ではなく進学者数)。

データ元:早稲田中学校・高等学校 大学進学状況

進学校として見た場合、かなり現役進学率が高い方だと感じます。ただ逆に附属校として見た場合は、その他(=浪人)もそこそこの人数は発生している点を覚悟しておく必要があります。

早稲田大学への推薦枠を半分持ちながら実態は進学校という、他にあまり例のない特殊な学校と言えるでしょう。それだけに、いわゆる大学附属校だと勘違いして入ると大変な思いをするかもしれません。推薦枠は毎年余るらしいので、とにかく早稲田大であれば(学部など関係なく)どこでもいいという考えならまあいいのかもしれませんが、周りが受験に向かって勉強している中で手を抜けば希望学部への進学は厳しくなるので、ベースは進学校だと理解して選ぶべき学校だと思います。

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