【大学附属】早稲田大学の附属校を徹底調査

学校の横比較シリーズ
早稲田大学
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早稲田大学 高等学院・高等学院中学部

学校法人早稲田大学が設置する直系の付属校です。大学予科としてスタートしたあと、戦後の学制改革で高校となり、2010年には中学部が開設されました。最寄りは西武新宿線の上石神井駅ということでやや都心から離れていますが、敷地は広く、雰囲気のある欅並木が門から校舎まで続き自然を感じることのできる環境にあります。

校風・教育の特徴など

  • 制服や校則はほとんどなく自由で、ほぼ全員が早稲田大学へ進学できる。やりたいことに打ち込むことのできる反面、自ら学ぶ姿勢も必要。欠席日数や成績により留年もある。
  • 学部進学を見据えた高校2年次からのゆるやかな文理コース制と高校3年次での大学準備講座・自由選択科目、また第二外国語の必修、卒業論文など、大学受験にとらわれない教育が行われている
  • 高大一貫教育の推進:学部進学説明会、モデル講義、大学教員による授業、大学正規授業の履修(先取り単位認定もあり)など、大学との連携を進めている

入学試験

高等学院(高校)

一般入試:筆記試験(英語・国語・数学・小論文)[2月11日]+出願書類(調査書等)
自己推薦入試:出願書類(調査書・出願者調書等)+面接[1月22日]

データ出典:早稲田大学高等学院 入試データ

高等学院中学部(中学)

一般入試:筆記試験(国語・算数・社会・理科)・面接(グループ面接)[2月1日]

データ出典:早稲田大学高等学院中等部 入試データ

高校入試は自己推薦と一般入試があり定員もそれなりに多いので、チャンスが多いという意味ではいいですね。ただ、どちらも調査書が合否判定に使われるようなので、内申点が取れるというのは必須のようです。

学費

データ出典:早稲田大学高等学院 学費・奨学金・就学支援制度早稲田大学高等学院中学部 学費・奨学金

進学先

データ出典:早稲田大学高等学院 早稲田大学への進学状況
卒業生数は日能研入試情報より(2024年は高3 4月時の在籍数より)

他の系列校よりも人気学部の進学枠が多く、希望の学科への進学はしやすいようです。政治経済学部への進学数は他の系列校よりかなり多いです。

再掲となりますが、2024年の進学先グラフは次の通りです。

個人的な感覚ですが、高等学院は高校というより大学の自由さに近い印象で、かつての大学予科の現代版と考える方がしっくりきます。大学へ行く目的意識が明確な子であれば、高校からの3+4年間で学問をすることができ、非常に有意義な学生生活になるのではと思えます。

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