小1次男の様子と猛反省

低学年弟の近況

久々に下の息子(小1)の話です。

通信教育を比較検討し、最終的にチャレンジタッチのみを継続するところまでを以前書きました。

1年生からガツガツ先取り学習させようというつもりはなく、まずは朝学習の習慣がついてくれれば満足、という気持ちでスタートしました。そして、当面の目標である朝学習についてはクリアできた感じです。チャレンジタッチに付いているコラショタイムというアラート機能によって、毎朝、学校に行く前の15〜20分の時間でチャレンジタッチに取り組むというサイクルはほぼできました。

学校から帰ってからは、遊ぶ前に学校の宿題をやるというルールだけを作って、それ以外は自由ということにしています。

ということで、低学年の学習スタイルとしては十分と思えるかたちが出来上がりました。

、、、というところで終わっていれば万事順調で、別にブログに書くほどのネタではないのですが、この話には続きがあります。

上にリンクした、[通信講座のその後]の最後の方に書いた内容に通じる話です。親がサポートを開始するとエスカレートしていく、いわゆる「親の狂気」です。

チャレンジタッチは1ヶ月毎日やるとちょっと早めに終わるくらいの分量になっています。そこで、土日など時間のある午前中には別のドリルなどをやることにしました。この辺りのドリルをひと通り買っては試しています。(継続中)

     

そしてふと、チャレンジに付いていた次のチラシが目に入りました。

考える力・プラス 1年生 | オプション教材 | 進研ゼミ小学講座
考える力・プラス講座1~4年生は、中学受験・受検を見据えて、教科書を超えたレベルの思考力・問題解決力・表現力を伸ばします。【ベネッセコーポレーション】

簡単に紹介します。

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考える力・プラス講座

あきらめず、考え抜く力を伸ばす

「考える力・プラス講座」は、将来に必要な「考える力」をつけていく教材です。
1・2・3年生は「学び」の始まり。
やわらかいアタマのうちに、いろいろな考え方を体験することで、将来につながる真の学力を無理なく伸ばしていくことができます。
お子様の将来に確実につながる力を育てるためにその力は、4年生以降の幅広い進路選択につながる学びにいきていきます。

考える力・プラス講座ガイドブックより

ざっくり言えば、思考力を伸ばす教材です。「4年生以降」と書いてあるところから、中学受験で思考力が試される難関校を目指すことを意識していることが読み取れます。

Webサイトに記載されている特長は以下の3点です。

01 4教科の読解・思考・表現力が伸びる

毎月1冊、チャレンジのような冊子が送られてきて、問題に取り組んだあと最後に赤ペン添削を送るという、進研ゼミの通常の講座と同様の流れです。大きな違いは次の2点です。

  • 内容が思考力寄りのものになっている
  • 国語・算数のほかに、理科・社会が科目として追加されている

思考力教材と言葉だけ聞いてもピンとこないので、具体的なイメージを挙げてみます。

公式Webサイトより

国語はチャレンジよりも文章が長く、物語のポイントを読み取る問題が出題されていて、1ランク上の難易度という感じです。また、最後には自分の考えを書くところもあるので、記述力の訓練も狙っていそうです。

公式Webサイトより

算数は単純な計算や文章題ではなく、少しひねった問題が並んでいます。上の例のように一度アタマの中で別のものに置き換えてみたり、式から逆に文章題を作り出したりという問題で、大人からみても面白い問題が多いです。

中学受験の難関校で求められる、読解力、記述力、思考力というところにフォーカスが当たっているというのがわかります。

02 試行錯誤で、学びへの好奇心や考え抜く力が伸びる

理科や社会は、工作用の教材や実生活に結びつけた内容を取り上げ、好奇心を育てるような教材になっています。

公式Webサイトより
公式Webサイトより

03 受験(受検)で求められる力が伸びる

中学受験のことは明示されていますね。

公式Webサイトより

中学受験の世界において、低学年時にやっておく方がよいと言われている考える力を養うタイプの教材ということで、受験勉強の土台として理に叶ったものではないかと感じます。

我が家のはなし

ということでここからは最初の話の続きです。

この「考える力・プラス講座」、とても魅力的に見えますよね。受験を経験した身としてもとても良い教材に見え、しかも月々2,500円程度とそれほど大きな金額でもないというところで、ここまで読めばお察しいただけると思いますが、追加することにしました。

平日はチャレンジタッチ、そして時間のある土日に考える力・プラス講座ということで7月からスタートしました。

ということで迎えた週末、早速この教材に取り組んでみたのですが。

本人、算数をやることにイマイチ乗り気になりません。なんとかなだめすかしてスタートしますが、机の前で固まってしまいました。

そして放った一言、

「ぼく算数苦手」

、、、

やっちまいました。ショックです。

1年生のこんな時期に、苦手という言葉が出てくること自体おかしいです。まだ足し算・引き算を始めたくらいの段階です。

勉強習慣をつけること、学校よりちょっとだけ先取りして得意だと思わせること、そして勉強を好きだと思ってもらうこと、というのが低学年の目標だと思っていました(います)。そのための通信教育だったはず。

チャレンジタッチでも、算数の文章題で何度かつまずいたことがありました。機械的な計算は普通にできていますが、問題文を読み取るというのはもう1ランク上の能力が必要で、おそらく鍛えるべき適正なレベル感はこのあたりなんだと思います。

そこへ、さらに難易度の高い教材を与えてしまったことで完全にキャパオーバーになり、拒絶反応がでたのだと思います。

大反省です。猛省が必要です。

とりあえずここからは、「考える力・プラス講座」は楽しそうな教材のみ手をつけることにして、チャレンジタッチも算数はやりすぎないことに気をつけながら、簡単な問題を中心に自信をつけさせることを目指すことにします。

仕切り直し、という感じ。

しかし、改めて思うのは、親は暴走する、ということですかね。

まあ自分の失敗を他の人にも当てはめるのはどうかと思いますが、よく言われることなんできっと一般的にもそうなんだと思います。エスカレートしないように、と気を付けていたつもりでもこうなってしまったんで。

そういう意味で、親が関与しすぎるのは危険だとつくづく思いますね。上の息子のときは低学年は習い事に入れただけであとは完全放置だったので(そのため低学年時の学力イメージがまったくなく、下の子と比較ができない)、そのぐらいの距離感の方がいいのかもしれません。

まあとはいえ、我が家は通信教育でコスパ良くいきたい、というところは変えたくないので、この反省を含め、親が成長するということをメインテーマとして頑張っていこうと思います。

あ、ちなみに「考える力・プラス講座」をディスっているわけではありません。これ自体は上で紹介した通りとても良い教材だと思っています。ただ、特にこの手の難易度高めの教材は、子どものレベルに合わせて与えないと逆効果になりえる、ということでしょう。我が家の事例をその教訓として見ていただければと思います。

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