低学年通信講座比較 〜まとめ〜

塾・サービスの比較

弟向けに資料請求した通信講座の比較シリーズ、最後は各講座の比較まとめと、我が家が結局何を選んだのかを記事にしようと思います。中学受験を見据えた上で、各講座がどんな特徴を持っているのかをできるだけ分かりやすく図示したので、参考に見ていただければと思います。

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比較まとめ

中学受験へのロードマップ

4つの通信講座を調査しましたが、それぞれ複数のコースがあり全てを網羅しようとすると分からなくなるので、中学受験へ繋げるということを主眼にそれぞれルートを検討してみます。

4年生(3年生2月)からは、中学受験の一般的なルートとしては通塾、もしくは通信教材なら中学受験コースを選択することになるので、一旦3年生までで考えます。

  • Z会:小学生コース→3年生から中学受験コース
  • ピグマキッズクラブ
  • リトルくらぶ:中学受験コース
  • 進研ゼミ小学講座:チャレンジタッチ

Z会がやや複雑ですが、1・2年生は小学生コースの全部入り(みらい思考力ワークと2年生からハイレベルを受講)、3年生では中学受験コースとします。

これで勝手ロードマップを書くとこんな感じです。

低学年勝手ロードマップ

4年生以降は、あくまでそのサービスを継続、もしくは近しい塾を選択した場合として書いているので、基本的にはどういう選択をするのかはフラットに考えて良いと思います。

コンセプトと教材の違い

各講座のコンセプトや特徴をざっとまとめると以下のイメージです。

  • Z会(小学生コース):シンプルな構成で基礎から発展まで
  • ピグマキッズ:親子で学び思考力・記述力を伸ばす
  • リトルくらぶ:塾の授業が自宅で受けられる
  • チャレンジタッチ:進研ゼミの新しい学び方

最もスタンダードなのが「Z会 小学生コース」で、いわゆる従来型の通信教育として基礎から応用まで幅広く対応しているので、万能型と言えるのではと思います。

ピグマキッズは従来型を踏襲しつつ難易度が高い感じで、親と一緒に取り組む教材のイメージです。

進研ゼミのチャレンジはZ会の基礎版という感じですが、チャレンジタッチはだいぶ違ったイメージとなっていて、解説から丸つけまで子どもひとりでもできるようになっていて進捗によっては応用問題までいけるので、勉強のやり方自体がかわる可能性があるものではと感じています。

リトルくらぶとZ会タブレットコースはこの間に位置していて、動画授業を受けるかたちなので自分で進めることも可能だと思いますが、リトルくらぶに関してはやや難易度が高く親サポートが必要になるかもしれません。

言葉だけだとイメージしづらいので、勝手にマトリックスを作成してみました。

通信講座勝手マトリックス

横軸に難易度を取り、右にいくほど難易度は高く親サポートが必要、左に行くほど自分で取り組みやすいものとします。縦軸は学習の形態で、下が従来型、上が新しいやり方のイメージになっています。

私の印象で勝手に軸を作ってプロットしただけなのであくまでもひとつの見方でしかありませんが、多少イメージはしやすくなるかなと思います。

費用の比較

費用は比較表にします。

Z会
小学生コース+思考力
Z会
3年から中学受験コース
ピグマキッズリトルくらぶ
中学受験コース
進研ゼミ
小学講座
入会金¥0¥0¥11,000¥11,000¥0
1年生¥5,270¥5,270¥5,280¥5,830¥3,250
2年生¥5,610¥5,610¥5,280¥8,030¥3,490
3年生¥6,840¥14,960¥5,280¥9,020¥5,320
1-3年合計¥212,640¥280,160¥201,080¥285,560¥144,720
2023年の価格改定を反映しました

1ヶ月ごとの単価(12ヶ月一括払い)と、3年間の合計まで出してみました。

塾に通うことを考えればこの程度の違いは誤差でしかないと思いますが、それでも進研ゼミがダントツで安いです。タブレットが支給されることを考えるとコスト構造を疑うくらいの破格の安さなのですが、Z会もタブレットコースは小学生コースよりも安いので、もしかすると印刷・配送や添削の人件費など、紙ベースでかかっていたコスト分でデバイス費など出てしまうのかもしれませんね。

我が家の選択

最後に、で結局我が家はどうしたのか、という話をします。

結論から書くと、

  • Z会 小学生コース
  • 進研ゼミ チャレンジタッチ

の2つを申し込みました。

Z会にした理由

実は当初は進研ゼミは考えておらず(見てもいない状態で)、残り3つの中で最も標準的で、無理なく取り組むことができそうなZ会に決めて申し込みをしました。

ピグマキッズとリトルくらぶは、どちらもやや問題の難易度が高く、兄の中学受験が終わるまで完全放置状態だった弟にはハードルが高いと感じました。

今から中学受験に向けた先取り教育をバリバリやろう!というよりは、学校の進度を少しだけ先取りして、学校の授業を楽しく受けられるようにしたいというのが一番なので、あまりハードなものは我が家の目的には合わないと思っています。

低学年時は、勉強嫌いにならないようにすることが最も重要だと思っているので、家では無理なくやれる範囲でおさえつつ、それでも学校ではちょっと得意だと思えるようにしておくというのが個人的には理想だと思います。あとはできるだけ遊びの時間を取って色んな経験をすることも大事ですね。

Z会は1日15分の勉強時間で、難易度的にも無理がなく基礎から積み上げていけそうだと感じました。その上で、もし上振れすれば応用の範囲までいけるという幅広さも良い点かなと思います。

ということでとりあえずZ会に申込んで様子を見ることにしました。ちなみにタブレットコースだと授業を見ることに時間を取られそうなのと、iPadと紙の併用になるのでサポートが面倒そうということで、紙ベースの小学生コースにしました。朝15分程度時間を取ってやれればと思っています。

進研ゼミ チャレンジタッチにした理由

ということでZ会で決着、のはずだったんですが、その後進研ゼミも申込みをしてしまいました。次はその辺りを。

きっかけは、超優秀な営業電話です。

進研ゼミは簡単&オモチャが多い、というイメージだったので、電話が来るまでは正直きちんと内容を見ていませんでした。

2度電話がかかってきたのですが、1度目は資料が届く前だったので大した話もせず、さすが営業熱心な会社、くらいの感じでした。ちなみに営業電話がかかってきたのはベネッセ(進研ゼミ)と、四谷大塚(リトルくらぶ)の2社でした。

2度目の電話までにある程度目は通したものの、やはり根底にあるイメージは崩せず、先取りできないなら要らないですと言って断ろうと思っていました。この時点で既にZ会への申込みは終わっていましたし。

ということでかかってきた2度目の電話のやり取りです。

ここで響いてしまった点1つ目。

営業さん
営業さん

ちょうど4月から、AI算数国語トレーニングという教材ができまして、漢字や計算については学年に関係なく進めていくことができるようになるんです。

ん?漢字と計算が先取りできると?

釣れました。

私は基本的には先取り不要論賛成派なんですが、漢字と計算については負担が少ない割に高学年時には有利になるので、やっておいた方がいいと思っています。

そして、それ用のiPadアプリを探していたところでした。(兄のときにも漢字はiPadアプリでサクサク進めたのですが、4年生で一気にやったんで低学年の漢字に対応した良いものが見つかっていなかった)

電話しながらWebサイトを速攻で確認しますが、手書き入力にも対応しているし何か良さそうに見えます。

そして畳みかけるように2点目。

営業さん
営業さん

チャレンジタッチではタブレットが無料で配布され、通常6ヶ月以内の解約だと端末代の負担をいただくのですが、今ならキャンペーンで1ヶ月で解約しても負担なしになります。

営業さん
営業さん

さらに新1年生向けには、最近改良された新しいタブレットを準備しています。これは、今まで書くときに置いた手を誤認識してしまったものが改善されています。

これ、やってみて1ヶ月で辞めても新しい端末は手に入るし(進研ゼミ以外は何もできないよう設定されてはいますが)、月々の負担も他の講座より少ないしで、もう断る理由がないです。

Z会とダブってしまいますが、お試しで両方を1〜2ヶ月やってみて良い方を残せばいいという考えになりました。

そしてトドメ。

営業さん
営業さん

この電話でお申し込みいただければ、QuoカードXXXX円分お渡しできます。

きました。でもこの手の煽り営業は嫌いなんで私としてはむしろ逆効果です。

ここで電話を切って、もう一度検討した上でWebから申し込むのが相手のペースに乗せられないための基本なんですが、こう言ってくるということはおそらくこの営業さんにノルマがあると思われ、今回はこの営業電話がなければおそらく申込みすることもなかったという背景もあるので、この方のためにその場で申込み手続きまですることにしました。

ということで、なんだか長くなりましたが申込みまでの経緯でした。

現在の様子

既に数日前にタブレットも届きチャレンジタッチをやり始めています。親にやらされている感はゼロで、遊びの延長として自分から進んでやっているので、少なくとも低学年の学習姿勢としてはアリだと思います。

肝心の手入力の精度ですが悪くないです。筆算を書くスペースもあるので、これなら完全にノートの置き換えとして全面移行できるのではと思います。

教材も結構充実していて、前述の漢字・計算はもちろんですが、図形アプリで中学受験で出てくる紙の折り返しとか回転体などをアプリ上で触れたり、英語を聞いたりもできるんで、自然に先取り学習ができていきそうな感じがします。

とにかくやらされ感がないのが良いです。偏った学習にならないよう多少誘導はしますが、あまり手をかけずに勝手にできるようになってくれているといいなと思い見守ろうと思います。

兄の方が興味を持ってしまい半分兄のオモチャにもなっているのはまあ想定通りですが、口を出さず弟にやらせるというのは守ってくれているのでとりあえずそこもOKかなと。

Z会の方は、事前のスタートワークがきたのでやりましたが3日程度で終わりました。とりあえず朝学習としてZ会もやってみようと思いますが、今の雰囲気だとチャレンジタッチ継続が濃厚です。

1〜2ヶ月後にどうなったか、改めて記事にはしたいと思います。

さいごに

4つの通信講座の比較をしてきましたがいかがだったでしょうか。

これに関しては我が家の状況をリアルタイムに追いかけることができるので、その後どうなったかをまたレポートしようと思います。

ちなみにタブレットを使う場合、キズ防止フィルムを貼って使った方がよいと思います。アップル系のデバイスだと割と硬めですが、過去にソニーのタブレットをハダカで半年使ったら細かいキズだらけで酷いことになったので、それ以来フィルムは貼ることにしています。ペンを使うものだと、少し滑りにくいものの方が書き味がよくなって良いです。あまりザラザラしすぎると逆にペンの方がすり減るのでそちらも注意が必要ですが。

我が家ではこちらを選びました。もう少しザラザラ系でも良かったですが、まあ悪くないです。

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以上です。読んでいただきありがとうございました。

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