国語の勉強について

勉強方法

以前の記事で、6年の算数については一旦まとめたので今日は国語についてです。

ただ何度か書いていますが、決して国語得意男子にはなっていないので、勉強方法自体が参考になるかと言えばNOだと思います。そんな男子に向き合う心構えとか、そんなところが参考になればと。

息子の国語の実力

勉強方法の話の前に国語の実力について記しておこうと思い、4年からの成績を見直してみたのですが、そこでひとつ新しい気付きがありました。

各期ごとの国語偏差値の平均を出すと以下の通りでした。

組分け週テ(C)週テ(S)
4年(下期)5952
5年(上期)595447
5年(下期)565249
6年(上期)565240

自分が抱いていた印象では、5年最初までは割と取れていて、文章が長く難しくなってきた5年下期〜6年でだいぶ下がった感じでした。しかしこうしてデータとして見てみると、確かに右肩下がりではあるものの、そこまで大きく落ち込んだ訳ではなく、まあ昔も今も大差なくソコソコの成績なんだということでした。

平均にならすとこんな感じですが、実際の各回の週テストでは、偏差値30台、40台を連発していたこともあったため、そういう悪い印象が強く残っているのかもしれません。また、国語以外の教科は少しずつ伸びているので、相対的に国語が悪く見えるというのもあるのかもしれません。いずれにしても、ここからの教訓は、印象ではなくきちんとデータを取った上で判断すべしということですかね。

5年から6年の学習内容

国語は、漢字や語句などの知識要素を除き、単元ごとに何かを理解し習得するという学習の仕方ではありません。ここが他の教科と大きく異なっていて、サポートする側が分かりづらい部分だと思います。毎週の他の教科の単元学習に押し出されるかたちで、国語の読解は後回しになったりやらなかったりということになりやすい教科だと思います。

我が家が正にそれで、4年の最後から5年のはじめにかけて算数に時間を取られることが多くなり、予習シリーズ国語は知識問題のみで読解はやらないという回が増えていきました。そして、それがボディーブローのように効いてきたのか、5年の春休み明けあたりから週テストで偏差値40台を連発するようになり、浮上する気配のないまま5年上期のカリキュラムを終えることになりました。

こうして夏休みを迎えるころ、さすがに危機感を持った父は国語のテコ入れを考えました。もはや読解は後回しなどと言っていられる余裕はなくなっています。

そもそも読書をする習慣もなく口数も少ない息子なので、国語が得意科目になる芽は薄いと感じてはいたものの、4年時の成績が意外と悪くなかったことで見誤り後手に回った感があります。活字に対する親しみがない子供には、語彙力や知識の広がりが全く足りていないため、文章を読んでも意味が理解できず、ましてや言葉に現れない登場人物の気持ちを推し量るなど無理ゲーだったのです。4年生用の文章は割と平易な言葉で書かれているので読めたというだけでした。

対策ですが、まずは「受験国語の読解テクニック」を一緒にやり、解き方があることを理解してもらいます。で、本来はそれを踏まえた演習で丁寧に確認していきたいところでしたが、付きっきりでやる時間も気力もないので、何かほかにいい方法はないかと思案しました。

で取ったのが、読書量が足りないなら読書量で補え、ということで、1日1文、必ず文章を読むという物量作戦でした。具体的には、予習シリーズ4年上をスタートに演習問題集も含めて、1日1題ずつ必ず解いていくことにします。つまり問題集の文章を題材に読書をさせようという魂胆です。読書というと読まなくてもいいやと逃げがちになりますが、勉強に組み込むことでタスクとなり必然的に文章に触れる機会を増やすことができます。

予習シリーズなどの問題集は入試問題を意識した文章で、受験に向かう小学生に読んで欲しいものが抜粋されて使われているので、本を探してくる手間もなく一石二鳥です。また、設問は内容を理解しているかを問うものなので、設問を解くことで内容理解の助けになります。あとは適正な難易度がよくわからなかったので、4年生からやり直すこととしました。

週テストや模試では問題を解く(文章を読む)ので、それ以外の日に1日1題ずつ取り組むよう計画を立て、進捗はExcelで管理しました。ただ、厳しすぎて破綻してはいけないので、算数などに時間を取られてしまうなどでやれない日があってもよしとしました。国語は週テストの単元とリンクしないので、短期的な進捗には振り回されず淡々と進めることができたと思います。

6年2月からは、下剋上受験で有名な桜井先生の下剋上受験塾にも手を出してみました。初期2ヶ月分で国語読解記述講座として解き方の動画授業があったので、これを使って解き方の見直しをしました。その後は演習と解説動画になったのですが、1日1題ペースだとカリキュラムよりだいぶ先に行ってしまうので、途中で休会し問題集だけ自分で仕上げることにしました(今はだいぶ先まで揃っていて先取り購入できますがこのときは途中までしかなかったので)。ちなみにこのサービスは子供が自分で取り組むことができるよう作られているので、自学したい人にはちょうど良いのではと思います。

このように途中寄り道もしたため、結局予習シリーズ6年上には入ることができずにそのまま今に至るという感じです。この先は、引き続き予習シリーズ6年上下に取り組むのか、志望校以外の過去問をピックアップして取り組むのがよいのかなどを思案中です。

親の心構え

とこんな感じでかれこれ1年かけて毎日文章に触れることを進めてきた我が家ですが、最初に書いた通り、偏差値として目に見えた成果が出ているかと言われると微妙です。まあ時間をかければ解けていることが多いので、国語力自体は付いているのではないかと思ってはいるのですが。。。

で最後にそんな、国語の成績が伸びない子供を持った親としての心境、心構えについて書いて終わりにしたいと思います。

それはひとことで言えば、

焦らないこと

ではないかなと思います。

私の気持ちは、もはや中学受験に間に合わなくても仕方ないのでは?という境地に達しました。

もちろん諦めたわけではなく、どこかで覚醒してくれることを期待して取り組みは続けます。ただ、受験までに間に合わせないとと思って必死になることはやめました。

よく言われることですが、中学受験がゴールではないはずです。その後に大学受験もあり、大学でも社会人になっても一生勉強していく、そのための基盤を今作っているはず。中学に入ったあとも、自分の興味の範囲で構わないので読書だけはやってもらおうと思います。活字を読むことへの抵抗がなくなっていれば、それを続けていくことでいつか花開くときがくるはず、そう信じることにしました。

ということで、最後は期待される答えとはズレてややキレイゴトになったかもしれませんが、こう考えることで親子ともストレスを減らして伴走を続けることができるのではないかと思っています。

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