予習シリーズ算数の勉強法

勉強方法

大仰なタイトルをつけてしまいましたが、我が家の勉強方法と利用教材の記録です。一旦、今回の6年上でやった勉強方法です。

予習シリーズ6年上の算数

6年上の予習シリーズは、予習シリーズ算数のほかに、基礎力完成問題集、実力完成問題集、応用力完成問題集、週テスト問題集(過去問)などがあります。ちなみに5年生までは演習問題集と言っていましたが、名前が違うだけで冊子の構成は変わりません。

ベースとなる予習シリーズと、子供の実力に合わせて各問題集を取捨選択するのが一般的で、我が家は5年時に応用演習問題集は難しすぎると感じたためここには手を出さず、実力完成問題集と週テスト過去問で一週間の予定を組んでいました。

参考までに記載しておきます。

  • 日:[予習シリーズ]基本のチェック、基本例題・チャレンジ
  • 月:[予習シリーズ]基本問題、練習問題
  • 火:[実力完成問題集]基本問題、練習問題
  • 水:[実力完成問題集]応用問題
  • 木:[週テスト問題集]C問題
  • 金:[週テスト問題集]S問題
  • 土:間違えた問題の解き直し、週テスト受験

日曜に模試が入ったりしてできない場合は少しずつ後ろ倒しになります。また、基本例題や練習問題が難しくてスムーズにいかないことも多々ありました。練習問題で躓いた場合は反復問題にも取り組み、余裕がなくなれば応用問題は諦めます。

6年生になり、予習シリーズ算数は難しくなりました。5年生までで受験範囲は終わるというのをよく聞くので、6年は復習だから少し楽になるのかな?とか勝手に想像していましたが、全然そんなことはありません。確かに単元名としては2周目なのかもしれませんが、立体切断とか新しい単元もありますし、1ランクギアが上がった感じです。(同時期のサピックステキストと比べましたが6年上期までは予習シリーズの方が難しいと思います)

そのため、5年時よりもスムーズにいかないことが多々ありました。基本例題に着手して3時間経っても終わってないなんてことも。。。この辺りは、さっさと解説を見て理解し、反復回数を増やすことで本来対応すべきですが、本人を納得させられずあまりうまく回せませんでした。

また結局1周+αしかできていないので、今考えると、応用問題や週テスト過去問のS問題に手を出すよりも、練習問題レベルの反復回数を多くするよう計画した方がよかったかなというのが反省ポイントです。週テストの難し目の問題が解けても基本をポロポロ落としたりしていると、どこが穴なのかよくわからない状態に陥るので、土台をきちんと積み重ねる学習法がよいのではと思います。もし下の学年の方で参考にされる方がいればお気を付けください。

コベツバ様様

あとは、とても大きな助けになったのがコベツバの動画サービスでした。

中学受験コベツバHome
毎年数千人の受験生が利用する「コベツバの算数解説」を無料で試せる。塾の学習サポートから模試対策、単元別の先取り・復習教材と、個別の志望校別対策まで中学受験算数で「勝つ」ための武器を提供しています。

元々SAPIX用だったのが去年の途中から予習シリーズにも対応してくれたので、5年下期から利用してきました。

これのおかげで、親が介入することなく自分一人で算数の勉強を進めることができるようになりました。もはや私が算数の問題を一緒に解く必要もなくなり、今となっては私は完全に置いてけぼりになりました。

5年前半までは、行き詰まった問題について私が解説を読んで理解した上で子供に教えていたのですが、親が相手だとなぜかふてくされたりイジけたり、なかなか素直に理解しようとしてくれず、勉強がストップしてしまうことも多々ありました。叱りつけて親子バトルになってその日の勉強は終了、みたいな日も結構あったと思います。

一般的に中学受験で親が教えることはお勧めしないと言われることが多いと思いますが、それはこの辺りのことを言うんだろうなと思います。ただ、とはいえ塾任せで皆うまくいくほど簡単な時代でもないので、そうなると家庭教師や個別指導を付けることになるのでしょう。

で、この部分をコベツバの先生に(動画ですが)お任せすることで、我が家は劇的に平和になりました。

問題集で問題を解いたあと、答え合わせに動画解説を見ます。このときに、使用する解法のポイント動画もあるのでそちらも併せて見ることで、解法の習得をスムーズにやっているようです。算数は難しくなってくると解法が一つでないことも多々あり、予習シリーズテキストの解説だと良くわからないものも少なくないので、そういう解法を意識するという意識付けにもとても役立ちました。

さらに、コベツバ先生が予習シリーズにも本気を出してくれていて、今は予習シリーズの分析や学習の進め方について事細かに教えてくれています。

↓特にこのあたりの記事(2-4: 特徴 以降)が秀逸。

週テスト・カリキュラムテストの分析と対策〜四谷大塚・早稲田アカデミー他準拠塾〜
四谷大塚が開催する週テストとカリキュラムテスト(早稲田アカデミーが主) の特徴・クラス別難易度・平均点・家庭での対策について徹底分析

「テキストを横断して同じポイントの問題を解く」という部分です。これがあれば、サピックスのような「解法技術単位での深掘り」を予習シリーズテキストを使って行い、より効率的に解法を定着させることができると思います。残念ながら我が家は知ったのが遅く実践できませんでしたが、やれていればもっと定着力が上がっただろうなという思いがあります。

正直、これと動画解説があれば塾いらないと言っても言い過ぎではないのではと。。。(言い過ぎました)

ちなみに四谷大塚には予習ナビという動画サービスがあり、4年時にはそちらを使用していたのですが、授業形態なので視聴に時間がかかりすぎてしまう、各問題ごとの視聴ができないなどがいまいち使い勝手が悪く、見なくなってしまいました。四谷大塚は良いコンテンツやシステムをたくさん持っているのですが、どうも利用者目線が足りないというか使い勝手がイマイチで、もったいないなといつも思います。そのうち、四谷大塚に物申す記事でも書いてみたいなと思います。

コベツバに限らずスタサプやオンラインでの個別指導など、去年の一斉休校からの流れの中で、こうした動画やリモートを活用したサービスが一気に開花した感がありますよね。去年は混乱の中でしたが、今年の受験生からはうまく使いこなした人が多数出てきて、もしかして上位層のレベルが上がっているのではないかと、渦中の身としては戦々恐々としています。

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