【2024入試】2月入試志願者数の振り返り

2月入試の結果分析 入試データの分析

前ページからの続きです。

2月4日以降はすべての学校で2回目以降の入試なので、ここまでの入試結果によって動向が大きく変わってくる日程となります。

この数字を見て考察できる感じもしないので、とりあえず数字を見てもらうことをメインにします。

[AD]

2月4日入試

データは市進中学受験情報ナビの2月6日版を使用しています。

個別のデータはそれぞれで注目している学校を見ていただければと思いますが、基本的に他の日程と似たような動きの学校が多いかなと感じます。

全体の数字を見ると昨年に続いて2番目に多いということで、これも他の日程と同様の動きだと思います。偏差値60以上で見ると減少幅がだいぶ小さい感じですが、これは東京農大第一の+130が効いているので、全体の動きとして判断するのは早計かなとは思います。

2月5日・6日入試

2月5日・6日入試はまとめて出します。

市進のデータが更新されるのを待っていましたが、2月6日が最新のまま三連休に突入してしまったので、一旦2月6日時点のもので公開しておきます。合計数字が大きなマイナスになっていますが、これは広尾小石川が抜けている分もあるので一旦無視してください。後日、一覧の方はアップデートすると思います。更新しました。

まとめと総括

全体感としては、受験者数はやはり2023年がピークで、今年からやや減少方向に入ったと見ていいと思います。

個別の学校はそれぞれで見て考察していただければと思いますが、1〜2年単位で、大きく増加・減少したところは修正されるような動きは確認できます。伝統校になるほどその振れ幅は小さく、新興校や学校改革で注目されたような学校は振れ幅が大きくなる傾向はあると思います。

あとは大学附属校の落ち着きと、国立校の減少ですかね。数年前の大学入試改革による附属校人気が一旦落ち着いたのと、大学の附属・系列化の動きで数自体が増えたことが要因かなと思っています。国立校は、今後の高校無償化政策の影響も考えると、増加よりは減少方向の可能性が高いと見ています。

受験生が減少方向に入ったということで、ある意味転換点かと思います。これから大学も中高も生き残りをかけいろんな動きが出てくると思うので、それらにも注目しながら考えていきたいところです。

コメント