中学受験の東京・神奈川を中心とした2月入試、出願速報の2月2日版です。他の日程と合わせてご覧ください。
【1/27】1月26日時点のデータで更新しました。
データの見方などは2月1日版に記載しているのでそちらをご参照いただければと思います。
2月2日については午後入試の数が多くないので、午前・午後を合わせてリスト化しています。
2月2日入試
男子校・共学校(男女別判定)
既に締切ったのは栄光学園ですが、ここは-111名と大幅な減少となりました。明確な理由は正直よくわかりませんが、昨年増加したので隔年現象というのはひとつあると思います。あとは聖光学院も減少見込みではあるので、神奈川のトップ層の減少とか安全志向なども背景として考えられることではありそうです。
2月1日と連続実施の学校も多いのでその関連で見ると、両日とも増加見込みなのが攻玉社・桐朋・高輪で、逆に両日とも減少見込みなのが本郷・城北でした。特に本郷のマイナスが大きいですが、このところずっと伸ばしてきて偏差値もかなり上がったので、今年はその反動だと考えられます。
基本的には22日でコメントした内容と大きな変化はありません。本郷の現象幅が少し縮まったくらいですかね。
2日はGMARCH系列の大学附属校が多いですが、ここ数年の推移で見てやや減少が目立つなといった印象です。今年だけなら明大中野と学習院は増加ですが、明大中野は1000人超えだった3年前にはだいぶ届かなそうです。それ以外、青山学院・立教池袋・法政第二・日大豊山を見ても、総じて附属校のピークは2020〜21年あたりでそこからは減少傾向と見えます。
あと気になるのは、2/1の大幅プラスとは逆の動きになっている鎌倉学園、2/1午後と同じく大幅増の桐蔭学園・佼成学園、逆に大幅減の国学院久我山あたりでしょうかね。
女子校・共学校(男女別判定)
この日程は見事なまでにマイナスのブルーが並んでいます。わずかにあるプラスの普蓮土・大妻中野・跡見は午後入試なので、午前入試は全てマイナスということになっています。
22日時点からプラスに変わったのは桐蔭学園と富士見(算数)ですが、何とここも午後入試ということで、22日のコメントに引き続きで、結局前年から増加見込みなのは午後入試のみということになります。
数年の動きで見ても、午前入試で増加基調と言えそうなのは吉祥女子と湘南白百合くらいで、2020・21年と比べると減少のところがほとんどです。女子の受験生が減っているのか、共学への流れがあるのか、どっちか(後者か?)ですかね。
共学校(男女混合定員)
共学校(男女混合判定)もざっと見た感じでブルー多めです。
プラスは明大明治・東京農大第一・三田国際(IC)・開智日本橋・芝浦工大の5校で、これらは他の入試回でもプラスになっているところが多いです。広尾小石川IAGは2月4日から日程変更になっていて、過去データは2月4日のものを使用しているので予測値のズレは大きいです(が、既に昨年の人数は超えているようです)。
マイナスが大きいのは青学横浜英和・中大横浜・三田国際(ISC)・芝国際・青稜といったあたりで、直近2・3年で志望者を増やしていた学校が多く、やや反動がきているのかなといった印象を受けます。
前回より明らかに増加のところが増えています。プラス転換したのは広尾学園・都市大等々力・帝京大学・神奈川大附・安田学園の5校でした。
大学附属校という括りで見ると、明大明治・芝浦工大が増加、青学横浜英和・中大横浜が大きな減少ということでくっきり分かれた感じです。
このリストだと、附属系を除くと増加は偏差値上位で多く、下位の方は減少が多い感じです。青稜のマイナスが大きいのは他の入試回も同様の傾向でちょっと気になります。
2月2日入試 全体の印象
男子・女子・共学問わず、全体的に前年比マイナスが多い印象です。
受験者数全体が減少に転じたのか、様子見が多く出願が遅くなっているのかは蓋を開けてみないとわかりませんが、2月1日はそこまでマイナスを感じなかったので、どちらかと言えば後者ですかね。26日にどう変化しているのか、注目して見たいところです。
大学附属校についてのコメントが多かった感じですが、全体的に附属校が減少傾向に見えました。2月1日も含め、その中では明治と学習院の系列校が今年は比較的強めな印象があります。
あとは、女子校が減って共学校が増えている感じなんですかね。
他の日程も合わせてどうぞ。
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