【2023入試】出願状況-2月3日以降(1月29日現在)

東京・神奈川出願状況 入試データの分析

前回記事で、2月1日〜2日の東京・神奈川入試の出願状況についてアップしました。2月3日以降については、1日・2日の結果が判明してから出願するケースも多いため、現時点での出願数を見ても参考にはならないだろうと思って一旦見送りました。
ただ、ここまでの進捗状況を元に予測値を出してみるのも面白いかと思ったので作ってみました。信頼性を見るため、2021〜2022年の数字でどうだったかも出してみました。

さすがに後半になるとブレも大きいし、受験サポートを一時的に終えた暇なオッサンが興味の赴くままに数字をこねくりまわしているだけなので、エンタメとして楽しめる方に見てもらえればと思います。

なお全てのデータは市進中学受験情報ナビの1月28日付情報に基づきます。ちなみに2月3日は国公立の入試日となっていて非常に数が多いので、公立中高一貫校については取り上げないことにしました。公立中高一貫校については、既に締め切られていて予測値を出すまでもないので、市進のサイトにてご確認いただければと思います。

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2月3日・男子

*東京都市大付は2022年まで2月4日入試のデータを使用しています

2月3日は既に締め切った学校も多いので、割と堅めの数字が多いと思います。偏差値上位の学校の増加が目に目に付きますね。都市大付属が今年から3日に参入ですが、Ⅱ類の人数が増えていないので現時点では上位校から都市大への流れはあまり多くない感じがします。まあ締め切りが早い学校が多いのでダブル出願もあるだろうし、実際の受験者数がどうなるかはわかりませんが。

ちなみに、(2022予測数)というのを追加していますが、これは2021→2022年で同じ計算方法で予測を出したときの値と、それが実際の最終出願数とどれくらいずれていたのかを誤差として表したものになります。2月3日だと誤差がプラスマイナス1桁に収まっているところが多いのでそこそこ信頼してもいいかなと思いますが、進捗率が30%の国学院久我山あたりだとやはりズレが大きくなるので、そんなところも加味して見ていけばいいのかなと思います。

2月3日・女子

こちらも締め切った学校が多く堅めの数字です。今のところ増加(見込み)はお茶の水女子・学大世田谷・東洋英和の3校のみのようです。国学院久我山と大妻についてはそもそも進捗率が30〜40%と高くないので、このあとどう動くかはまだわからないですね。

2月3日・共学

共学校は直前まで出願できる学校が多く、進捗率を見ても50〜70%くらいなので、2日までの結果によってそれなりに変わってくるでしょう。2021年と2022年で進捗率の数字が大きくぶれているところもあるので(青山学院横浜英和や都市大等々力など)、まあ話半分で見るのがいいかと。

という前提ではありますが、やっぱり広尾小石川と開智日本橋の減少は目立ちますね。

2月4日以降・男子

* 東京都市大付は2022年まで2月6日入試のデータを使用しています

4日以降はそもそも進捗率が5割を切ったりしているのでアテにはならない前提ですが、それでもプラスの赤文字が多い感じがしますね。前半の結果次第で変わるところではありますが、前半日程でも増加の男子校が多かった印象なので、大きく下げるというシナリオは考えづらい気がします。

現時点で減少見込みのところを見ると、攻玉社はそもそも人数が少なくてブレが大きいので一旦置いておくとして、あとは明大中野と法政第二という大学附属の2校になります。明大中野に関しては、明大世田谷となり明治大学への推薦枠が作られる予定の日本学園へ流れる可能性もありますかね。

2月4日以降・女子

市川以外全てがマイナス見込みになっています。進捗率は30〜40%なんで、前半の結果が出てから動く人が多いってことであまりアテにはならなそうですが。

2月4日以降・共学

基本的に他の日程と同じような動きに見えますね。これが今年の動きなのか、最終的に揺り戻しがあるのかは注目してみたい感じです。

まとめ

3日以降も見てきましたが、何となく全体的な傾向は前回記事で見たのと変わらない感じがします。

  • 附属校人気が落ち着いてきた
  • 共学人気も落ち着いて男子校が増やしている

という流れは感じますね。女子校がそこまで増やしている感じはしないし、共学の女子もそこまで増やしている感じもしないんで女子の動きはよくわからないけど。まだ様子見なのか、もう少し偏差値下位に集まっているのか、というところなんでしょうか。

最終的にどんな受験者数になるのか、注目してみたいところです。

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