前ページからの続きです。
2月4日・5日以降
最後は2月4日と5日以降の入試日程をまとめて見ます。
全体の印象
他の日程に比べるとだいぶ閑散としています。学校側の視点では、これまでの手続き状況を見ながらの人数合わせ的な意味合いが強い入試になるので、正直、偏差値は大まかな目安にしかならないと思います。ということでコメントすることもあまりありません。
2年前からの変動が大きい入試
上で述べた通りあまり偏差値の上下を気にしても仕方ない気がしますが、一応機械的に同じ条件で出しておきます。
- 山脇C :51 → 55 → 57
- 品川女子③ :49 → 51 → 54
- 淑徳巣鴨③ :41 → 42 → 47
- 普連土③ :52 → 49 → 54
- 日大藤沢③ :45 → 49 → 48
- 成蹊② :58 → 54 → 54
- 鎌倉女学院②:51 → 47 → 44
- ドルトン③ :46 → 50 → 49
- 桐蔭③ :48 → 47 → 52
基本的には他でも見た学校名が多いですが、やはり鎌倉女学院の大きな下落は気になりますね。2022年では同偏差値だった山脇Cと鎌倉女学院②が、2年後に13ポイント差にもなるというのは衝撃的です。鎌倉女学院は東京外国語大学との高大連携が発表されていたので、その辺りが呼び水になるか注目だと思います。
総括
以上、女子の日能研R4偏差値を前年との比較で見てきました。
全体を通して感じるのは、午後入試の完全な定着ですね。午前校が本命、そして午後に抑えを入れるという考え方自体がすでに古い感じで、1日午前・午後、2日午前・午後と、普通に4回入試の機会があると捉えて受験日程を考えていくのがスタンダードになりつつある気がします。この中で本命や抑えを考えながらどこかで合格を取った上で、3日以降はチャレンジ受験していくというのが今の流れなのかなと、偏差値の動きを見ながら感じました。
受験戦略を考える際の参考にしていただければと思います。
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