前ページからの続きです。
2月2日入試
続いて2月2日(午前・午後)入試です。
全体の印象
ここは最上位の67以上と、62〜65、55〜60、51以下という感じで4つの集団に分かれるかなと思います。これは午前・午後ともに似たようなグループができているのが面白いです。
まず最上位グループですが、ここは微妙な上下はどうでもよく、最上位層もしくはチャレンジ層がこの中から受験校を選ぶだけの話でしょう。1点あるとすれば、栄光学園が下げ止まり最上位で踏みどとどまったかなというところですね。
2番手の括りは微妙なところではありますが、65から62までと見ます。2023年は本郷②だけが最上位に接近した感じでしたが、2024年ではいくつかの学校が大きく上昇し集団を作りつつあるように見えます。来年度ここがどう変わるかは見ものでしょう。
3・4番手は上昇・下降がまちまちといったところですが、隔年減少で上下したところが多い印象を受けますね。
全体を俯瞰すると、偏差値上位の学校で赤が目立ち、上位校が難化したのかなという印象がありますね。
2年前からの変動が大きい入試
2022年から2024年で3ポイント以上の上下動があった入試は次の通りです。
- 巣鴨② :57→58→60
- 世田谷② :55→59→57
- 高輪B :52→55→56
- ドルトン②前:47→50→51
- 森村② :48→51→51
- 横浜創英③ :□→44→48
- 目黒日大③ :41→47→47
- 明大明治① :62→59→62
- 高輪(算数) :59→61→63
- 等々力②S特 :59→60→62
- 三田国際(ISC③) :55→59→59
- 桐蔭② :53→53→56
- かえつ②特 :49→54→51
- 淑徳巣鴨(スカラ②):□→45→50
- 順天②B :46→46→50
- 日工大駒場④ :40→45→45
- 日本大学B :54→49→54
ここも大きな下落はなくほとんどが上昇でした。顔ぶれを見ると、2月1日午前や午後で見たような学校名が並んでいる感じがします。この辺りの学校がここ2年ほどで注目されたということですかね。
個人的には高輪の上昇が気になります。2月1日午前でも大きな上昇として紹介しましたが、そこまで進学実績が大きく伸びたとも感じないので、何かキッカケがあったのか知りたいところです。
あと北里大学の系列化が発表された順天ですが、他の入試回ではそれほどでもなく、2日午後のここだけ大きく上昇する動きでした。何となく受験生の受け方が想像できる感じです。
2月3日入試
続いて2月3日(午前・午後)入試です。
全体の印象
全体的に動きは少ない印象ですが、偏差値40台で下落が多いのが目につく感じです。
午後受験が浸透したことで、2月2日までに安全校含め合格を確保しておく動きが増えた、というのをどこかの入試報告会で聞いたと思うのですが、それがここに現れている気がします。
2年前からの変動が大きい入試
2022年から2024年で3ポイント以上の上下動があった入試は次の通りです。
- 県立相模原 :59→60→62
- 明大八王子A② :53→55→58
- 安田先進⑤ :50→54→54
- 都立白鴎 :58→58→54
- 都立富士 :54→50→52
- 山手学院B :54→52→49(2022年までは2/2午後)
- 関東学院C :50→47→49
- 市立川崎 :50→53→48
- 国大横浜 :50→48→45
- 等々力②特選 :56→59→60
- サレジアン世田谷③:43→46
- 芝国際③特 : 55→50
学校数は多いですが、隔年現象的に元に戻っているところもいくつかあるので、1日・2日入試に比べるとやはり動きは小さい感じです。2日午後までが主戦場で、そこまでにある程度決着をつけておく(進学先を確保しておく)というのが最近の流行っぽいので、3日以降はそんなに大きく変動しないのかもしれません。
次ページは2月4日・5日以降へと続きます。
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