あと5ヶ月

受験日記(兄6年時)

2月1日まであと5ヶ月、残り153日となりました。

今年は去年よりマシになるかと思ってましたが逆ですね。去年の受験生は学校や塾の休校、夏休みの短縮などもあって大変だったと思いますが、入試時期まで影響しそうという意味では去年とはまた違った大変さになりそうです。

今年はここまでは割と平常運転だったのが、ここへきて情勢が一変しました。この先、去年のような全国一斉休校はやらなさそうなので塾の休校もない気がしますが、学校については地域によって休校になったりオンラインになったり色々と対応が分かれていそうです。

こうなってくると、コロナ感染やワクチンの心配とかいう話は一旦置いておいて、中学受験そのものに対してひとつ懸念があります。

それは、無駄に受験のレベルが上がってしまうのでは、という心配です。

あえて「無駄に」と書きましたが、通常の年だとしても今の中学受験はちょっと過熱しすぎているというか、過剰な学習を強いていると(自分もその渦中にいながら)感じています。それがこの情勢になったことで、感染リスクという名目で小学校を休んで受験勉強に舵を切る家庭が増え(小学校は休んでも塾は休まない気がする)、それが結果として全体の合格ラインを上げることになってしまうのでは、と思うのです。

実際、去年も受験が近づくにつれて学校を休む6年生が増えていったという話も聞きます。

これ以上の中学受験の過熱は勘弁してほしいのが正直な気持ちです。

と、こんなことを書いていますが、実際には我が家でも小学校休もうかどうしようかという話はしています。このコロナ禍では学校は休んでも欠席扱いにはならず、そしてその間に過去問を進められるかもという誘惑は非常に魅力的ではあります。

ただ、本当にそれが正しい選択なのか、長い目で見たときに子供の教育として良い影響になるのか、もう一回考えるべきかなという考えも一方ではあります。

小学校を休んでまで受験勉強をするというのは、他の人がやれない時間に受験勉強を充てるということで、良く言えば勝つための最善の道を採るという話になるし、悪く言えば他人を出し抜いて勝ちにいくという見方になると思います。いずれにしても受験競争で勝ちを取りに行く戦術ということになりますが、それで合格を勝ち取った先に何があるのか、その先の大学受験や社会人への道のりの中で、ここでの成功(失敗)体験が本人の考え方にどんな影響をもたらすのか、そこまで考えた上での判断をすべきかなと思ったりします。

こう書いている間にも自分の中で考えが揺れ動いているのが正直なところで、ワクチンの問題もしかりですが本当に悩みが多いです。

小学校の行事にはもはや期待できなくなってきていますが(運動会も無観客という声が聞こえてきています)、それでも先生や友達との関係の中で吸収できるものは多々あるし、ただでさえ少ない小学校時代の思い出を全て受験勉強で塗り潰してしまっていいのかという思いもあり。

ということで、どっちかというときちんと通わせる方向に揺れている現状のまま、一旦今日のところは終わりにします。

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