【2024入試】実質倍率ランキング

2月入試の結果分析 入試データの分析

前ページからの続きです。

2月2日はY50以上で集計できています。

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2月2日午前・男子

慶應湘南藤沢・森村学園は2024年度の合格者データがないので割愛

まずトップ2の千葉2校についてですが、熱望者のリベンジ入試の性格が強いこと、学校側視点では人数合わせの入試で年により合格者数はだいぶ変わるので、まあ度外視していいでしょう。

で、この2校を除くと、2月1日と同様に芝浦工大附属がトップになります。芝浦工大は第2回入試も40→50名と定員が増えたはずですが、合格者数はむしろ減っていて、男女とも高倍率になっていました。

あとは、青稜30人、広尾小石川の13人という合格者の少なさはやはり目につきます。まあ広尾小石川は国際生AG回という特別なコースで、2月5日から今年移動してきた入試なのでちょっと位置付けは違いそうですが。

Y50以上全体では2.80倍ということで、2月1日午前(2.69倍)よりやや高く出ています。

2月2日午前・女子

慶應湘南藤沢・森村学園は2024年度の合格者データがないので割愛

女子もトップは千葉2校ということで、これは男子のところで書いた通りです。

女子はここでも高倍率のところが多いです。上位にきているのはほとんど合格者が2ケタのところです。

青山学院は1回入試にも関わらず5倍を超えていて、これは単純に人気が高いということを表しているんでしょう。偏差値も男子よりかなり高いですね。

Y50以上全体では2.82倍ということで、2月1日午前(2.52倍)よりだいぶ高いです。2倍を切っているのも1校しかなく、3倍以上も結構多いので、なかなか競争率は高いように見えます。

総括

ということで倍率をランキング形式で見てきました。

倍率だけでなく受験者数と合格者数も並べて出したので、どのくらいのボリューム感で合格者数が出ているのかもイメージできたのではないでしょうか。偏差値表だけで難易度を見ているのとはまた違った角度で見ることができるという意味では、受験校選びのひとつの参考にもなるかなと思います。

いわゆる新興校を中心に高倍率の入試も多いですが、一時期よりは多少良くなってきているかなという気がします。こういう辺りが可視化されてくることで、変に入試を操作するとかではなく、きちんと教育内容で競争してくれるようになると良いなと思っています。

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