渋谷教育学園渋谷の進学実績・教育環境・入試情報まとめ

渋谷教育学園渋谷
出典:渋谷教育学園渋谷中学高等学校Webサイト

渋谷教育学園渋谷中高(渋谷渋谷・渋渋しぶしぶ)の大学合格実績・入試情報・教育環境についてのまとめです。

大学合格実績の年度ごとの推移や、卒業生の何パーセントがどのあたりの大学に合格しているのかといった情報を、視覚的にわかりやすくなるようまとめています。教育環境については、他の学校と横比較しやすいように項目を揃えて分類しました。志望校選びの参考情報としてご活用ください。

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渋谷教育学園 渋谷中学校・高等学校とは

校名の由来

学校の所在地に由来

沿革
  • 1924年 前身となる渋谷女子高等学校が開校
  • 1996年 渋谷幕張での実践手法取り入れ改組し共学化、渋谷教育学園渋谷中学高等学校として開校
  • 2001年 渋谷女子高等学校を閉校
  • 2022年 高際伊都子 現校長就任
建学の精神・教育理念

自調自考
「自らの手で調べ、自らの頭で考える」これが本校の基本目標です。21世紀は海図なき時代、モデルのない時代といわれています。そのような時代だからこそ、自分で調べ、考え、正しいかどうかを判断し、責任ある行動がとれる人間が求められます。

国際人としての資質
これからの若い人は世界に目を向け、国際的視野を持つ人間でなければいけません。他国の文化、他国の人々の考え方を理解できるような人間になってもらいたいです。

高い倫理感
国際化、多様化がさらにすすみ、言葉も考え方も違う人たちと一緒に仕事をする機会が増えるこれからの時代に「あの人は嘘をつかない」「思いやりがある」ということがとても大切になります。

渋谷教育学園渋谷中学高等学校 教育目標より

小話

渋谷と原宿の中間という抜群の立地のおかげ(?)もあり、バブル〜コギャル全盛時代には渋女(渋谷女子高)といえばコギャルという代名詞のような学校だったようです。それが今では日本トップクラスの超進学校へと変貌していて、女子校改革のモデルケースとして語られることも多く、昭和から令和にかけて私立学校が大きく変わった時代の象徴のような学校といえるのではないでしょうか。

進学実績

系列の高校からの進学実績(大学合格実績)です。各データは原則として学校Webサイトに掲載されている大学合格者数を基に集計し、不足している情報に関してはさぴあ日能研インターエデュを参照しています。

東京大学合格者数(現役+浪人)

年度合格者理Ⅲ推薦入試

渋幕での成功手法を取り入れて共学化し、2000年代から合格実績も偏差値も急激に伸ばしてきました。東大合格者もまだ伸び続けていて、2023年はついに40人に到達しました。推薦入試にも強く、スタートした2017年から一度もゼロになったことがない2校のうちの1校です(もう1校は日比谷高校)。

国公立大学合格者数

年度卒業生数東大京大国公立医[東京一工医][+旧帝大][全国公立]入学当時の偏差値
現役現役現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試
国公立医:国公立大学医学部医学科の合計
東京一工医:東大・京大・一橋大・東工大・国公立医の合計
+旧帝大:東京一工医に東大・京大以外の旧帝大を加えた合計
全国公立:国公立大学(文科省管轄外の学校含む)の総計

卒業生数に占める割合 –

合格者数(卒業生数に占める割合)の推移

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格率です。
重複カウントを避けるため、旧帝大には東大・京大、医学部には東大理Ⅲと京大医学部、旧帝大と他国公立には医学部の数字を含みません。

女子比率が高いためか現役志向が強めです。東大の伸びと共に東京一工医も伸びていて、現役合格割合が卒業生の3割に達しました。

上位私立大学合格者数

年度卒業生数早慶上理MARCH私立医入学当時の偏差値
現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試

合格者数グラフ

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格者数です。
縦の折線グラフは卒業生数です。

難関私大の現役合格も伸びていて、2022年には早慶で卒業生の100%を超えました。

医学部医学科合格者数

医学部実績は多くもなく少なくもないといったところで、2020年で一度ピークを打った感があります。

海外大学合格者数

年度合格者進学者上位大学(Universities)*1上位大学(Liberal Arts Colleges)*2
*1: 上位大学(Universities)は、THE世界大学ランキング 100位以内(+Ivy League)としています。
*2: 上位大学(Liberal Arts Colleges)は、米国 National Liberal Arts Colleges Rankings 25位以内(+Minerva University)としています。

海外進学は非常に多いです。同系列の渋幕と比較すると、名門大学への合格者が多いというのがここ数年ではっきり出てきています。

教育環境

教育環境は、親御さんの関心が高いであろう「グローバル教育」「探究型学習・キャリア教育」「ICT教育」の3つの観点で分類しています。ただしICT教育に関しては、コロナ対応でどの学校でも環境はそれなりに整ってきたこと、実際の活用度合いや効果が外部からは見えづらいことの2点から敢えて取り上げず、デバイスや環境情報のみ学校データのところで記載しています。

グローバル教育・海外研修

探求型学習・キャリア教育

  • 自調自考論文
    • 高1〜高2の2年間かけて論文をまとめる
    • 自分が興味関心を持っているテーマを選択し研究を行う
  • 課外授業
    • 弦楽器講座:中1〜高2希望者対象、経験に合わせたクラスに分かれ受講
    • 第二外国語講座(希望者対象):中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語
    • 岩波書店特別講座:岩波ジュニア新書の著者による講演会
  • 海外大学説明会
    • 海外大学の入試担当者による説明会やOB・OGの講演

その他特徴的な教育・行事

  • 学園長講話(校長講話)
    • 田村哲夫先生による教養的な講座
    • 学年の成長に合わせた内容を、各学期各学年2回ずつ実施
      (中1「人間関係」、中2「自我のめざめ」など)
    • 校長退任後も学園長講話として引き続き実施されている

学校データ

男女共学校
1学年生徒数中・高175名(6クラス)
高校募集なし
帰国生募集あり(中学12名)
併設高校への進学原則全員
特待制度・奨学金特待制度(入試成績優秀者)
特別奨学生制度・家計状況奨学生制度
週何日制6日制
登校時刻8:20
遠距離通学制限特になし
自転車通学許可制
6年一貫教育あり(2年ごとA・B・Cブロックに分けカリキュラムを編成)
文理選択高2〜
習熟度別クラスなし
補習授業あり(中1・2は指名制、中3以降は希望者対象)
特別講習あり(長期休暇期間)
英語検定試験
ICTデバイス/環境

トピックス

  • 2022年度に校長が交代し、創設者の田村哲夫元校長は学園長となっている

外部記事等

過去の学校説明会レポート

入試情報

入試日程

試験試験日国語算数理科社会その他合格発表
第1回2月1日50分50分30分30分2月2日 14時
第2回2月2日50分50分30分30分2月3日 11時
第3回2月5日50分50分30分30分2月6日 11時
帰国生1月27日50分50分英語・英語面接または作文・面接1月28日 10時

偏差値の推移

* 複数回入試の場合、①②③は入試回を表します

男子

女子

過去の入試結果

年度試験定員出願者数受験者数合格者数倍率

第1回

第2回

第3回

帰国生


出典:学校Webサイトインターエデュ四谷大塚中学案内ほか