渋谷教育学園幕張の進学実績・教育環境・入試情報まとめ

渋谷教育学園幕張

渋谷教育学園幕張(渋谷幕張・渋幕しぶまく)の大学合格実績・入試情報・教育環境についてのまとめです。

大学合格実績の年度ごとの推移や、卒業生の何パーセントがどのあたりの大学に合格しているのかといった情報を、視覚的にわかりやすくなるようまとめています。教育環境については、他の学校と横比較しやすいように項目を揃えて分類しました。志望校選びの参考情報としてご活用ください。

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渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校とは

校名の由来

学校法人渋谷教育学園が、千葉県および県私立中学高等学校協会からの呼びかけに応じ幕張A地区に学校を設立したことから幕張高校と名付けられた。

沿革
  • 1983年 開校
  • 1991年 渋谷幕張シンガポール校開校(2002年に早稲田大学系属「早稲田渋谷シンガポール校となる)
  • 2022年 田村聡明 現校長就任
建学の精神・教育理念

自調自考
本校でもっとも大切にしている目標で、様々な活動の指針となっています。「自らの手で調べ、自らの頭で考える」何事にもあきらめることなく、積極的に取り組むことの出来る人間の育成を目指します。

国際人としての資質
国際人としての意識を持つことはこれからの世界を生きていく為には不可欠と言えるでしょう。本校には多様な海外留学プログラムや、帰国生・留学生の受け入れ、海外との文化交流、海外大学進学へのサポートなど、幅広い教養を身につける環境があります。

高い倫理観
倫理とは人が常に守るべき道です。高い倫理観は様々な価値観を持つ多様な人々と生活するグローバル時代には人として信頼される基本的条件となります。何が正しく、何が善であるかを判断する力を身につける「感性」の成長を図ります。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校 教育目標より

校章

槐(えんじゅ)を青年の象徴として校樹とし、幕張のMを槐が囲んでいる。学校の正門から昇降口へと続くメインストリートが槐の並木道になっている。

小話

開校して数年後に、地元の公立高校が統廃合して新設されるにあたって同じ「幕張高校」という名称にすると県担当者が報告に来たのですが、渋幕が学校名を商標登録していたため「幕張総合高校」へと変更することになったそうです。
「教えて!校長先生 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか」(中公新書ラクレ)より

ちなみに田村学園長は「幕張高校」という名前にこだわって商標登録までしていたみたいですが、生徒が自ら渋幕と呼び始めてそちらが定着したため、後追いで受け入れたとのことです。

進学実績

系列の高校からの進学実績(大学合格実績)です。各データは原則として学校Webサイトに掲載されている大学合格者数を基に集計し、不足している情報に関してはさぴあ日能研インターエデュを参照しています。

東京大学合格者数(現役+浪人)

年度合格者理Ⅲ推薦入試

開校から30年(2012年)で東大合格者数ベスト10入りした後は常連になっています。ここ3年は推薦入試での合格者も出すようになっています。

国公立大学合格者数

年度卒業生数東大京大国公立医[東京一工医][+旧帝大][全国公立]入学当時の偏差値
現役現役現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試
国公立医:国公立大学医学部医学科の合計
東京一工医:東大・京大・一橋大・東工大・国公立医の合計
+旧帝大:東京一工医に東大・京大以外の旧帝大を加えた合計
全国公立:国公立大学(文科省管轄外の学校含む)の総計

卒業生数に占める割合 –

合格者数(卒業生数に占める割合)の推移

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格率です。
重複カウントを避けるため、旧帝大には東大・京大、医学部には東大理Ⅲと京大医学部、旧帝大と他国公立には医学部の数字を含みません。

東京一工医の現役合格が3割前後で安定しています。同系列の渋渋に比べると現役比率は高くなく(男子が多い影響か)、その分、現役浪人を合わせた数字は高めです。

上位私立大学合格者数

年度卒業生数早慶上理MARCH私立医入学当時の偏差値
現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試

合格者数グラフ

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格者数です。
縦の折線グラフは卒業生数です。

早慶合格者が多く、調査できた範囲では、2023年の早稲田大合格者数トップはこの学校でした。(内部推薦のある早稲田高校を除く)

医学部医学科合格者数

合格者の数自体は多く、全体の数字では120人前後になります。ただ卒業生に対する割合では、他校に比べてそれほど多いわけではありません。

海外大学合格者数

年度合格者進学者上位大学(Universities)*1上位大学(Liberal Arts Colleges)*2
*1: 上位大学(Universities)は、THE世界大学ランキング 100位以内(+Ivy League)としています。
*2: 上位大学(Liberal Arts Colleges)は、米国 National Liberal Arts Colleges Rankings 25位以内(+Minerva University)としています。

グローバル教育の先駆けとも言われ、海外大学への進学も非常に多いです。ただ最近では国内志向が強まっているのか、渋渋に比べるとやや控えめな感じです。

教育環境

教育環境は、親御さんの関心が高いであろう「グローバル教育」「探究型学習・キャリア教育」「ICT教育」の3つの観点で分類しています。ただしICT教育に関しては、コロナ対応でどの学校でも環境はそれなりに整ってきたこと、実際の活用度合いや効果が外部からは見えづらいことの2点から敢えて取り上げず、デバイスや環境情報のみ学校データのところで記載しています。

グローバル教育・海外研修

  • 海外研修
    • ニュージーランド研修:中3希望者全員、2週間ホームステイ
    • 中国修学旅行:高2全員、北京・西安への訪問や北京姉妹校との学校間交流を実施
  • 渋谷渋谷との共同プログラム
    • 高1・2希望者対象(それぞれ十〜数十名)
    • アメリカ、イギリス、ベトナム、シンガポール、北京
    • 1・2週間、学校交流やホームステイ、アクティビティなど
  • グローバル教育
    • Water Is Lifeの開催(2018年、渋谷渋谷と共同開催)
    • ユネスコスクール加盟校

探求型学習・キャリア教育

  • 自調自考論文
    • 高1〜高2の2年間かけて論文をまとめる
    • 自分が興味関心を持っているテーマを選択し研究を行う
  • GLFCプログラム [Globalism, Leadership, Foresight, Curiosity]
    • 大学関係の方や各界で活躍されている方々のリアリティのある話を聴くことで、キャリアを意識づけていくプログラム
  • Overseas College Guidance(海外大学進学サポート)
    • 海外大学に進学した卒業生を招いて、大学選びや出願のポイント、海外大学生活の様子などについての体験談を交えた説明会を実施
    • 海外大学Admission Officer(AO)が来校し、生徒が直接相談できる機会が設けられている

その他特徴的な教育・行事

  • 学園長講話(校長講話)
    • 田村哲夫先生による教養的な講座
    • 学年の成長に合わせた内容を、各学期各学年2回ずつ実施
      (中1「人間関係」、中2「自我のめざめ」など)
    • 校長退任後も学園長講話として引き続き実施されている

学校データ

男女共学校
1学年生徒数中学 215名(中1・2は1クラス30名程度)
高校 295名(中3・高は1クラス40名程度)
高校募集あり(80名)
帰国生募集あり(中学20名、高校は人数明示なし)
併設高校への進学原則全員
特待制度・奨学金特別特待生(入試成績優秀者、継続あり)
奨学金(経済的理由)
週何日制6日制
登校時刻8:25
遠距離通学制限特になし
自転車通学許可制
6年一貫教育あり(2年ごとA・B・Cブロックに分けカリキュラムを編成)
文理選択高2
習熟度別クラスなし
補習授業随時(指名制)
特別講習教科ごとの講座(放課後、夏期休業期間)
英語検定試験英検受験
ICTデバイス/環境Surface / Google

学校案内

トピックス

  • 2022年度に校長が交代し、創設者の田村哲夫元校長は学園長となっている

外部記事等

過去の学校説明会レポート

入試情報

入試日程

試験試験日国語算数理科社会その他合格発表
帰国生1月20日英語・面接1月24日 14時
一次入試1月23日50分50分45分45分1月24日 14時
二次入試2月2日50分50分45分45分2月3日  10時

偏差値の推移

* 複数回入試の場合、①②③は入試回を表します

男子

女子

過去の入試結果

年度試験定員出願者数受験者数合格者数倍率

第1回

第2回

帰国生入試


出典:学校Webサイトインターエデュ四谷大塚中学案内ほか