芝の進学実績・教育環境・入試情報まとめ

芝中学校 高等学校

芝中高の大学合格実績・入試情報・教育環境についてのまとめです。

大学合格実績の年度ごとの推移や、卒業生の何パーセントがどのあたりの大学に合格しているのかといった情報を、視覚的にわかりやすくなるようまとめています。教育環境については、他の学校と横比較しやすいように項目を揃えて分類しました。志望校選びの参考情報としてご活用ください。

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芝中学校 芝高等学校とは

校名の由来

校地と同じ増上寺の敷地であった芝公園に由来?

沿革
  • 江戸時代 増上寺内に僧侶養成と徒弟教育の機関を整備
  • 1887年 浄土宗学東京支校設置
  • 1906年 宗門外の一般子弟の教育に門戸を開放、私立芝中学校設立
  • 1948年 新学制により芝中学校・芝高等学校として再出発
  • 1982年 6年間完全一貫教育制が整えられる
  • 1998年 地上8階地下1階の新総合校舎が完成
  • 2017年 武藤道郎 現校長就任
建学の精神・教育理念

遵法自治(じゅんぽうじち)
自分を取りまく全ての関係性の中で、自主・自立の態度で自らを治めて行くこと

共生(ともいき)
いまあるすべてのいのちの連綿とした繋がりを大切に、その中にある自らを自覚すること

【教育方針】

ディプロマポリシー

  • 高い人間力・創造力を培い、人、物、全てに尊敬の念を持つことによって、相互の信頼関係を築き、社会に主体的に貢献できる能力の素地を育む。
  • 国内外を問わず知識・技能を主体的に学び、思考力・判断力・表現力に磨きをかけ、世界に貢献できる能力の素地を育む。

アドミッションポリシー

  • 好奇心が旺盛で、何に対しても意欲的である児童
  • 素直で、温厚で、気持ちの優しい児童
  • 芝の一員となり、皆と協力して学校生活を楽しめる児童
小話

浄土宗教校は全国に数校あり、戦前のナンバースクールの時代には浄土宗の「第一中学」とされていました。愛知の東海高校も同じ宗門校として、芝との間で転校生の相互受け入れを行なっているとのことです。(Nikkiei Styleより

また、戦前は開成・麻布・芝の3校で東京私立御三家と呼ばれていたようです。(Wikipediaより

進学実績

系列の高校からの進学実績(大学合格実績)です。各データは原則として学校Webサイトに掲載されている大学合格者数を基に集計し、不足している情報に関してはさぴあ日能研インターエデュを参照しています。

東京大学合格者数(現役+浪人)

年度合格者理Ⅲ推薦入試

東大合格者数は10人代前半、というところで安定しています。

国公立大学合格者数

年度卒業生数東大京大国公立医[東京一工医][+旧帝大][全国公立]入学当時の偏差値
現役現役現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試
国公立医:国公立大学医学部医学科の合計
東京一工医:東大・京大・一橋大・東工大・国公立医の合計
+旧帝大:東京一工医に東大・京大以外の旧帝大を加えた合計
全国公立:国公立大学(文科省管轄外の学校含む)の総計

卒業生数に占める割合 –

合格者数(卒業生数に占める割合)の推移

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格率です。
重複カウントを避けるため、旧帝大には東大・京大、医学部には東大理Ⅲと京大医学部、旧帝大と他国公立には医学部の数字を含みません。

昔は浪人率が高かったようですが、最近の数字を見る限り現役合格が増えてきているように感じます。ここ2年は、東京一工医で15〜20%くらいの数字を残しているようです。

上位私立大学合格者数

年度卒業生数早慶上理MARCH私立医入学当時の偏差値
現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試

合格者数グラフ

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格者数です。
縦の折線グラフは卒業生数です。

2021年辺りから、明らかに現役合格が増えた感じがします。早慶+上理で100%に達するのが今の状況のようです。

医学部医学科合格者数

医学部合格者は増加中で、国公立・私立共に増えていますね。

海外大学合格者数

年度合格者進学者上位大学(Universities)*1上位大学(Liberal Arts Colleges)*2
*1: 上位大学(Universities)は、THE世界大学ランキング 100位以内(+Ivy League)としています。
*2: 上位大学(Liberal Arts Colleges)は、米国 National Liberal Arts Colleges Rankings 25位以内(+Minerva University)としています。

海外大学は、以前は学校Webサイトで学校名の表記がなかったのですが、2023年から記載されるようになったので、学校側の見方が少し変わったかもしれません。

教育環境

教育環境は、親御さんの関心が高いであろう「グローバル教育」「探究型学習・キャリア教育」「ICT教育」の3つの観点で分類しています。ただしICT教育に関しては、コロナ対応でどの学校でも環境はそれなりに整ってきたこと、実際の活用度合いや効果が外部からは見えづらいことの2点から敢えて取り上げず、デバイスや環境情報のみ学校データのところで記載しています。

グローバル教育・海外研修

  • 海外研修
    • ニュージーランド語学研修(中3・高1希望者、春季)
    • カナダ語学研修(高1・2希望者、夏季)
    • ベトナム研修(高1・2希望者、冬季)

探求型学習・キャリア教育

  • 芝漬ゼミ
    • 長期休暇中に開講している教科や学年の枠をこえた探究的な学びの場
    • 東京慈恵医科大と提携し、生命科学や医療に関連するゼミを提供(2022年度は「薬理学ゼミ」と「救急医学ゼミ」)
  • 進路指導プログラム
    • 中1・2:自分とは何かを考える「自分探し」
    • 中3:職業調べ、職業訪問
    • 高1:職業適性判断、職業研究、OB説明会、進路説明会
    • 高2・3:大学オープンキャンパス訪問、大学授業・研究室見学会、進路説明会

その他特徴的な教育・行事

  • 宗教行事
    • 大宗祖日:法然上人の命日に行われる宗教行事、OBの講演会等
    • 御忌参拝:毎年4月に増上寺に参拝し法主の話を伺い、これからの1年間、良き人間として、良き芝生として生きていく姿勢を学ぶ
    • 宗祖日:各学年が年に一度、法然上人の月命日に増上寺に参拝して黙想し法話を聞く

学校データ

男女男子校
1学年生徒数中学280名(7クラス)
高校280名(高1:7クラス、高2〜:8クラス)
高校募集なし
帰国生募集なし
併設高校への進学原則全員
特待制度・奨学金奨学金(経済的理由)
週何日制6日制
登校時刻7:55(12〜3月 8:15)
遠距離通学制限特になし
自転車通学
6年一貫教育あり
文理選択高2〜
習熟度別クラス高2以降(文理別に上位クラスを設定)
補習授業英語・数学
特別講習英会話特別講習(希望者、前期・後期各15回)
夏期講習(中1〜高1:英語・数学、高2〜:各教科)
春期講習・冬期講習(高2〜)
社会・化学・物理補講、世界史論述講座(高3希望者)
英語検定試験英検:希望者
GTEC:中2〜高2全員
ICTデバイス/環境

トピックス

外部記事等

過去の学校説明会レポート

入試情報

入試日程

試験定員試験日国語算数理科社会合格発表
1回150名2月1日50分50分40分40分2月1日 20:00
2回130名2月4日50分50分40分40分2月4日 21:00

偏差値の推移

* 複数回入試の場合、①②③は入試回を表します


過去の入試結果

年度試験定員出願者数受験者数合格者数倍率

第1回

第2回

出典:学校Webサイトインターエデュ四谷大塚中学案内さぴあほか