聖光学院の進学実績・教育環境・入試情報まとめ

聖光学院
出典:Googleマップ

聖光学院の大学合格実績・入試情報・教育環境についてのまとめです。

大学合格実績の年度ごとの推移や、卒業生の何パーセントがどのあたりの大学に合格しているのかといった情報を、視覚的にわかりやすくなるようまとめています。教育環境については、他の学校と横比較しやすいように項目を揃えて分類しました。志望校選びの参考情報としてご活用ください。

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聖光学院中学校高等学校とは

校名の由来

キリスト教に由来しているだろうが明確な記載はない

沿革
  • 1819年 カトリック・キリスト教教育修士会(学校法人聖マリア学園の母体)創立
  • 1952年 現在地に外国人子弟のための学校を開設
  • 1956年 さゆり幼稚園(姉妹校)設置
  • 1958年 聖光学院中学校を設置
  • 1961年 聖光学院高等学校を設置
  • 1969年 静岡聖光学院(姉妹校)開校
  • 2004年 工藤誠一 現校長就任
建学の精神・教育理念

建学の精神

カトリック的世界観にのっとり、人類普遍の価値を尊重する人格の形成、あわせて、高尚、かつ、有能なる社会の成員を育成する

基本的教育原理

  1. 子弟の教育は、親の責任であり、親は、その子弟が、完全なる教育を受けるために、その責任を学校とわかちあうものである。
  2. 学校の使命は、青少年をして、真・善・美を尊ぶ雰囲気にひたらせ、それらを求めることによって全人格の調和的発展の啓発を助長して、徐々に青少年がその全能力を独創的に活用しうるよう育成することにある。

キリスト教的精神にもとづく教育理念

  1. 精神的価値の物質的価値に対する優位性。
    「・・人は、たとえ全世界を得ても、たましいを失ったら、何の益がありましょう。」
  2. 信条・人種・才能ないし社会的地位にかかわりなく、万人を愛し敬う精神。
    「・・わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」
  3. 奉仕と献身の精神。
    「・・自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい。」

聖光学院中学校高等学校 建学の精神より

小話

全国に「聖光学院」または「聖光」と名のつく学校は4校(本校のほかに、静岡聖光学院中・高(静岡)、聖光学院高校(福島)、聖光高校(山口))あり、甲子園に出た福島県の聖光学院が一般的には有名かもしれません。もしかすると進学実績も高く甲子園も出ている学校と勘違いしている人も世の中にはいるかもしれませんが、設置母体からして全く別の学校です。さらに、こちらも甲子園の常連である大阪星光学院という同発音の学校もあってややこしいですね。
この中で聖光学院中・高(神奈川)と静岡聖光学院中・高(静岡)のみ、設立が学校法人聖マリア学園ということで同系列の学校となります(静岡は現在は独立して学校法人静岡聖光学院となっており、両校の交流も特にないとのこと)。
Wikipediaより

進学実績

系列の高校からの進学実績(大学合格実績)です。各データは原則として学校Webサイトに掲載されている大学合格者数を基に集計し、不足している情報に関してはさぴあ日能研インターエデュを参照しています。

東京大学合格者数(現役+浪人)

年度合格者理Ⅲ推薦入試

2007年に東大合格者数でベスト10入りしたあとキープし続けていて、今はトップ5の常連です。推薦入試でも毎年コンスタントに合格者を出しています。

国公立大学合格者数

年度卒業生数東大京大国公立医[東京一工医][+旧帝大][全国公立]入学当時の偏差値
現役現役現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試
国公立医:国公立大学医学部医学科の合計
東京一工医:東大・京大・一橋大・東工大・国公立医の合計
+旧帝大:東京一工医に東大・京大以外の旧帝大を加えた合計
全国公立:国公立大学(文科省管轄外の学校含む)の総計

卒業生数に占める割合 –

合格者数(卒業生数に占める割合)の推移

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格率です。
重複カウントを避けるため、旧帝大には東大・京大、医学部には東大理Ⅲと京大医学部、旧帝大と他国公立には医学部の数字を含みません。

筑駒や開成と比べるとよくわかりますが、現役志向が強いです。ということは、実力相応に受験するけど結果的に東大合格者が多いということになるのかなと思います。通塾率が低くリアルに学校で受験対策が完結するという話も聞くので、その点でも時代の要請に合っているのを感じますね。

上位私立大学合格者数

年度卒業生数早慶上理MARCH私立医入学当時の偏差値
現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試

合格者数グラフ

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格者数です。
縦の折線グラフは卒業生数です。

こちらも筑駒や開成と比べるとわかりやすいです。現役での早慶合格者が多く、ほぼ100%に達します(私立大学は学部併願も多いので1人が複数合格のケースが多い)。進学者数は公開されていませんが、現役での進学者も多いと考えられます。

医学部医学科合格者数

医学部志望もそれなりに多いです。こちらでも現役での合格者が多いというのが特徴的です。

海外大学合格者数

年度合格者進学者上位大学(Universities)*1上位大学(Liberal Arts Colleges)*2
*1: 上位大学(Universities)は、THE世界大学ランキング 100位以内(+Ivy League)としています。
*2: 上位大学(Liberal Arts Colleges)は、米国 National Liberal Arts Colleges Rankings 25位以内(+Minerva University)としています。

* 2020年分と2018年以前は詳細データがなく、調査できた範囲のみ書いてあります

開成ほど数が多いわけではありませんが、それでも海外大学を目指す生徒は毎年いるようです。大学名を見ても錚々たる名前が並んでいるのがわかります。

教育環境

教育環境は、親御さんの関心が高いであろう「グローバル教育」「探究型学習・キャリア教育」「ICT教育」の3つの観点で分類しています。ただしICT教育に関しては、コロナ対応でどの学校でも環境はそれなりに整ってきたこと、実際の活用度合いや効果が外部からは見えづらいことの2点から敢えて取り上げず、デバイスや環境情報のみ学校データのところで記載しています。

グローバル教育・海外研修

  • 海外ホームステイ・語学研修
    • カナダ ホームステイ:中3希望者(40〜60名)、夏休み3週間
    • ニュージーランド ホームステイ:中3希望者(25〜40名)、春休み3週間
    • フィリピン セブ島/ネグロス島語学研修:中3希望者(30〜80名)、夏休み2週間
  • 海外研修(複数学年参加、年度により異なる)
    • ボストン
    • シリコンバレー
    • SSH企画(マレーシア等)
  • 短期留学
    • ニュージーランド ターム留学(1月〜3月、2ヶ月半)
    • 中3希望者、10名前後
  • English Camp
    • アメリカの大学生を学校へ招いての研修会(希望者、30名程度)

探求型学習・キャリア教育

  • 聖光塾
    • 教科教育や学年の枠にとらわれない、体験型の学習講座
    • 自然観察、レゴブロックで学ぶ数学、茶道入門、フィッシング、天体観測、など
  • 選択社会科演習
    • 社会の動きを実体験するための演習講座
    • プロの指導後、日本独自の伝統文化や最先端の技術に触れ,福祉に参加するなどの体験をする
    • 農作業体験、富士山探訪、つくばサイエンスツアー、水資源、福祉の現場、郷土芸能体験、伝統文化体験など

その他特徴的な教育・行事

  • 選択芸術
    • 中2カリキュラムで、毎週土曜2時間実施
    • 各界の専門家を講師に招き、自ら選択した講座で芸術活動にいそしむ
    • 国際交流の中でのコミュニケーションに生かすことを目的とする

学校データ

男女男子校
1学年生徒数中学:225名(5クラス)
高校:225名(高1:5クラス、高2〜:6クラス)
高校募集なし
帰国生募集あり(若干名、合格者約30名)
併設高校への進学原則全員
特待制度・奨学金奨学金(聖光会育英会制度)
週何日制6日制
登校時刻8:20
遠距離通学制限特になし
自転車通学禁止
6年一貫教育あり(2年ずつ前期・中期・後期に分けカリキュラムを編成)
文理選択高2〜
習熟度別クラス高2以降(文理別に選抜クラスを1つずつ設定)
補習授業随時(指名制)
特別講習あり(中3〜希望制の夏期講習)
英語検定試験ケンブリッジ英検・TOEFL・IELTSいずれかを中2~中3・高1~高2の期間に1回ずつ受験
ICTデバイス/環境Chromebook / Google, Adobe CC
Aidemy導入事例(情報授業でPythonを習得)
ELSA導入リリース(AI英語スピーキングアプリ)

トピックス

  • 2014年に校舎の全面建替えが完了
出典:http://www.seiko.ac.jp/about/shisetsu/kenchiku.html

外部記事等

過去の学校説明会レポート

入試情報

入試日程

試験試験日国語算数理科社会その他合格発表
第1回入試2月2日60分60分40分40分2月3日 9時
第2回入試2月4日60分60分40分40分2月5日 9時
帰国生入試1月8日60分
(100点)
国語または英語
(60分、100点)
1月9日 9時

特記事項

偏差値の推移

* 複数回入試の場合、①②③は入試回を表します

過去の入試結果

年度試験定員出願者数受験者数合格者数倍率

第1回

第2回

帰国生入試


出典:学校Webサイトインターエデュ四谷大塚中学案内ほか