麻布の進学実績・教育環境・入試情報まとめ

麻布
出典:麻布学園 麻布中学校 麻布高等学校Webサイト

麻布中高の大学合格実績・入試情報・教育環境についてのまとめです。

大学合格実績の年度ごとの推移や、卒業生の何パーセントがどのあたりの大学に合格しているのかといった情報を、視覚的にわかりやすくなるようまとめています。教育環境については、他の学校と横比較しやすいように項目を揃えて分類しました。志望校選びの参考情報としてご活用ください。

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麻布中学校 麻布高等学校とは

校名の由来

学校の所在地に由来

沿革
  • 1895年 江原素六により東洋英和学校内に創立
  • 1900年 現在地に新校舎完成、移転
  • 1932年 校舎改築(現校舎)
  • 1948年 学制改革により麻布中学校・麻布高等学校となる
  • 2000年 1学年の定員減を実施(6学級を7学級に)
  • 2013年 平秀明 現校長就任
建学の精神・教育理念

自由闊達・自主自立
基本的な生活習慣の確立のもと、体力の伸長をはかり、そのうえで物事を自主的に考え、判断し、知性と感性を兼ね備えた自立した人物の育成を目指している

麻布中学校麻布高等学校 教育理念より

校章

麻の葉をデザイン化したもの。麻は、中国古代の思想家、荀子の「蓬も麻中に生ずれば、扶けずして直く、白沙も涅にあらば、これとともに黒し。」という言葉通り、自主・自立の校風と、仲間を大切にしながら豊かな人間性を育むという、学園の教育の理想を表している。

小話

麻布大学という私立大学が神奈川県相模原市にありますが、本校とは無関係です。ちなみに麻布小学校という港区立の小学校もあり、名前だけでいえば小学校から中学・高校、大学まで揃っていますが、それぞれ関係ない学校として存在しています。

進学実績

系列の高校からの進学実績(大学合格実績)です。各データは原則として学校Webサイトに掲載されている大学合格者数を基に集計し、不足している情報に関してはさぴあ日能研インターエデュを参照しています。

東京大学合格者数(現役+浪人)

年度合格者理Ⅲ推薦入試

1950年代(?)から東大合格者数ランキングでトップ10を外れたことのない唯一の学校とのことです。注目点は推薦入試での合格者が増えているところで、アカデミックな校風が推薦入試に合っているのかなと想像します。

国公立大学合格者数

年度卒業生数東大京大国公立医[東京一工医][+旧帝大][全国公立]入学当時の偏差値
現役現役現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試
国公立医:国公立大学医学部医学科の合計
東京一工医:東大・京大・一橋大・東工大・国公立医の合計
+旧帝大:東京一工医に東大・京大以外の旧帝大を加えた合計
全国公立:国公立大学(文科省管轄外の学校含む)の総計

卒業生数に占める割合 –

合格者数(卒業生数に占める割合)の推移

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格率です。
重複カウントを避けるため、旧帝大には東大・京大、医学部には東大理Ⅲと京大医学部、旧帝大と他国公立には医学部の数字を含みません。

現役合格は多いとは言えません。それでも最終的には東大はじめ国公立大に至る人が多いので、自由な校風の中で6年間を好きに過ごし、どこかで本気を出すのを待つ、ということなんでしょう。

上位私立大学合格者数

年度卒業生数早慶上理MARCH私立医入学当時の偏差値
現役現役現役現役SAPIX四谷大塚日能研首都圏模試

合格者数グラフ

上段は現役+浪人、下段は現役のみの合格者数です。
縦の折線グラフは卒業生数です。

こちらもやはり現役での合格者は多くないです。浪人時はそれなりに増えるので、エンジンがかかるタイミングの問題、という気がします。ただ、じわじわと現役合格者も増えてきていて、少し変わってきているのかなという感じもします。

医学部医学科合格者数

医学部は同偏差値帯の他校と比べるとそれほど多くない感じがします。

海外大学合格者数

年度合格者進学者上位大学(Universities)*1上位大学(Liberal Arts Colleges)*2
*1: 上位大学(Universities)は、THE世界大学ランキング 100位以内(+Ivy League)としています。
*2: 上位大学(Liberal Arts Colleges)は、米国 National Liberal Arts Colleges Rankings 25位以内(+Minerva University)としています。

海外大もゼロ〜数人という感じなので、この数だとたまたま学年で1人受ける人がいた、というくらいで、海外を目指す人が常にいるという感じではないと思います。

教育環境

教育環境は、親御さんの関心が高いであろう「グローバル教育」「探究型学習・キャリア教育」「ICT教育」の3つの観点で分類しています。ただしICT教育に関しては、コロナ対応でどの学校でも環境はそれなりに整ってきたこと、実際の活用度合いや効果が外部からは見えづらいことの2点から敢えて取り上げず、デバイスや環境情報のみ学校データのところで記載しています。

グローバル教育・海外研修

  • 提携校との交流
    • 河南省実験中学(中国):12月に1週間訪問留学(約30名)、6月に訪日交流
    • ショーニガン・レイク・スクール(カナダ):3月に1週間訪問留学(約10名)、11月に訪日交流
    • 養正高校(韓国):3月に1週間訪問留学(約10名)、1月に訪日交流
  • 外部イベント参加
    • シンガポール アジア太平洋青少年リーダーズサミット(高校3名、毎年)
    • 日中国際交流協会 北京研修(高校3名、2019年)
    • フランスノルマンディ国際青少年リーダーシップサミット(高校3名、2018年)

探求型学習・キャリア教育

  • 教養総合
    • 高1・高2対象、土曜日2時間の授業
    • 既成のカリキュラムや学年の枠にとらわれず、テーマ性の高い多様な授業群の中から、自分の関心にあった授業を各学期ごとに選択し取り組む
    • 専任教員が行う授業にくわえ、一つのテーマを卒業生など学外の複数の講師が担当するリレー講座も組み込まれている
  • 卒論・修論
    • 卒論:中3国語、4〜5人で論文を作成
    • 修論:高1社会、個人で論文を作成

その他特徴的な教育・行事

  • 文化祭
    • 生徒の自主運営で行われる最大行事
    • 部活やクラスの枠に収まらず、有志による出展が特徴

学校データ

男女男子校
1学年生徒数中・高300名(7クラス)
高校募集なし
帰国生募集なし
併設高校への進学原則全員
特待制度・奨学金奨学金(麻布学園奨学金制度、授業料特別減免制度)
週何日制6日制
登校時刻夏8:00 冬8:20
遠距離通学制限特になし
自転車通学許可制
6年一貫教育あり
文理選択高2〜
習熟度別クラスなし
補習授業随時(指名制)
特別講習なし
英検
ICTデバイス/環境

トピックス

  • 2015年に創立120周年記念体育館が竣工

外部記事等

過去の学校説明会レポート

入試情報

入試日程

試験試験日国語算数理科社会合格発表
2月1日60分60分50分50分2月3日15:00

特記事項

  • 入試問題販売あり(500円、本校事務室にて)

偏差値の推移

* 複数回入試の場合、①②③は入試回を表します

過去の入試結果

年度試験定員出願者数受験者数合格者数倍率

出典:学校Webサイトインターエデュ四谷大塚中学案内ほか