2023年 第5回合不合判定テスト開催情報・結果データ

四谷大塚 合不合判定テスト模試の情報まとめ

2023年11月の第5回合不合判定テストについての情報をお届けします。
(毎回似たようなページを作ることになっていたせいかGoogleにスパム判定されてしまったようで、検索に全く引っ掛からなくなってしまったので、今後は情報を絞ることにします)

試験後に結果情報を更新します。

2023年 第5回合不合判定テスト

日程:2023年11月5日(日)

中学校会場

今回の首都圏中学校会場は以下の通りです。

学校名四谷大塚説明会学校説明会場所上履き説明会予約備考
鷗友学園女子中学校8:40~9:409:40~10:40ホール不要不要
大宮開成中学校8:40~9:409:40~10:40当日ご案内します不要受験生も上履きが必要です
開智日本橋学園中学校8:40~9:409:40~10:405階ホール不要不要
関東学院中学校8:40~9:409:40~10:40グレセット礼拝堂不要10月5日(木)正午~予約開始
吉祥女子中学校8:40~9:409:50~11:206号館吉祥ホール不要10月15日(日)正午~予約開始
定員300名
当日は受付にて合不合受験票と説明会の予約確認ができるものを紙媒体またはスマホ画面等で要提示座席は予約申込時のイベント申込番号下3桁で指定
共立女子中学校8:40~9:409:40~10:40共立講堂不要不要
晃華学園中学校8:40~9:409:40~10:40マリアンホール不要定員500名
受験生も上履きが必要です
国府台女子学院中学部8:40~9:409:40~10:40寿光殿大ホール不要不要受験生は上履きが必要です
サレジオ学院中学校8:40~9:409:40~10:40ドン・ボスコシアター不要*不要定員900名程度
*ハイヒールなどかかとの高い靴はスリッパ持参
品川女子学院中等部8:40~9:409:40~10:40B棟教室不要8月16日(水)~予約開始
放送室より動画を放映し各HR教室で視聴
芝中学校8:40~9:409:40~10:40講堂不要不要定員1500名
十文字中学校8:40~9:409:40~10:40講堂不要受験生も上履きが必要です
城北中学校8:40~9:409:40~10:40講堂不要不要定員800名
受験生は上履きが必要です
昭和学院秀英中学校8:40~9:409:40~10:40小講堂不要受験生も上履きが必要です
成蹊中学校8:40~9:409:40~10:40大学4号館不要説明会後キャンパスツアー実施
受験生も上履きが必要です
世田谷学園中学校8:40~9:409:40~10:40修道館ホール不要10月28日(土)22:00~予約開始
受験生は上履きが必要です
桐朋中学校8:40~9:409:40~10:40桐朋中学校ホール不要定員380名
受験生も上履きが必要です
本郷中学校8:40~9:409:40~10:402号館地下2階講堂不要10月23日(月)正午~予約開始
三田国際学園中学校8:40~9:409:40~10:55サブホール不要不要
三輪田学園中学校8:40~9:409:40~10:40講堂不要不要
森村学園中等部8:40~9:409:40~10:40学園ホール、中継教室不要受験生も上履きが必要です
八雲学園中学校8:40~9:409:40~10:40体育館不要不要定員300名
横浜女学院中学校8:40~9:409:40~10:40体育館フロアー(講堂)不要8月中旬~予約開始
定員400組
立教新座中学校8:40~9:409:40~10:40セントポールズスタジオ不要不要先着順、満員になり次第締切

11月1日(水)午前の時点で満席になっていたのは、芝・桐朋・本郷・鷗友学園・共立女子・開智日本橋・成蹊・三田国際・昭和秀英の9校でした。

結果データ

平均点

過去の科目別平均点は以下の通りです。

2022年は国語の平均点が大きく下がった影響で、全体の平均点も低めになったようです。去年の国語は受験ドクターの春野先生も酷評していて、実力を測れる良いテストではなかったようです。第5回に限らず去年の合不合はあまり評判が良くなかったのですが(予習シリーズリニューアルの影響で合不合の作問に人が割けなかったという憶測あり)、ここまで話を聞いている限り今年は元に戻ったのかなと思います。

(参考)過去の難易度などを確認したい方はこちら

受験者数

第5回の受験者数は以下の通りです。

2021・2022年と大きな変動はなさそうです。

今年(現小6学年)のこれまでの合不合判定テストにおける受験者数の推移は次の通りです。

前回(第4回)は日能研と日程が被ったようで、やや人数の減少幅が大きくなりました。日程の影響であれば、第5回では元に戻すことが予想されます。

2023年度 問題の講評

以下は模試終了後に更新します。

受験ドクター講評

受験ドクターの講評を簡単に要約します。

国語

全体講評・平均点予想

  • 点が伸びなかった子が多かったのではないか
  • 平均点予想は男子65〜70点、女子70点前後

[1] 物語文

  • コロナ禍がテーマ、今年度の入試で出題されるテーマの1つと思われる
  • 外側の情報からアプローチするのではなく、書かれている文脈から読み解いていくのが基本姿勢であり、知っている情報だけに、歪めて理解していると逆に間違える可能性がある
  • 問3:「コハルに伝えられないことがくやしい・理不尽」の部分をまとめる、四谷大塚の記述問題は文章中の言葉を使って繋ぎ合わせればよい
  • 四谷大塚のテストは大体本文のどこかに答えの該当箇所があるのでそこを外さないようにすればまず間違いない、ただ難関校は本文に書かれていない内容を類推していくことが必要になる、よって合不合は中堅校向きのテストと言える
  • 問8:作問者が作った解釈で、明らかな間違いがあるまでは飛び付かずに読んでいくことが必要、下手にコロナの予備知識があるためにDでも間違っていると思わない可能性がある

[2] 論説文

  • 中心核はアンナカレーニナの法則、ある法則を言いたいこと重ね合わせている非常に高度な文章
  • アンナカレーニナの法則とは幸せな家庭は似ているが不幸は様々違うということ、トラは色々な条件が重ならないと幸せにならず重なる条件が複雑なほど絶滅に近づく、小動物は生き延びるための条件が少なく単純化されているので生き延びやすい
  • 論理力が問われる、ロジカルに考えることができる子が強く、感覚的に読んだり解いたりする子は混乱したのではないか、それを判断する意味で良い問題だった
  • 抜き出し問題は時間配分が重要、時間が来たら次に進み考え込んで止まらないなど、テスト戦略として身に付けておかなければいけない、また逆に時間があればできたのか、家で時間を計りながら解き直してみるべき

[3][4] 知識問題・漢字

  • 問1は全問正解すべき、問2は「敵が退く」が難しかった
  • 「筆舌に尽くしがたい」「絵空事」「面長」は意味と漢字をセットで覚える、こういう語句は模試で出てきた時点で学習して覚えていくべき
理科

全体講評・平均点予想

  • 取りやすい問題がある一方で初見では解けないような計算問題もあった、ただ入試ではよく出てくるので復習価値の高いテストだった
  • ボリュームも多く引っかかる問題もあったので、処理のスピードだけでなくどれを解くか解かないかの判断も試された
  • 平均点予想は男女ともに45〜50点

[1] 生物(生態系)

  • 問4:どちらからどちらに食べるかという順番を間違えないこと
  • そこまで難しいことはなく、しっかりと知識を覚えていたかどうかが試される内容

[2] 地学(金星食)

  • 問1〜3は繋がっている問題でここだけで9点分あった、慌てて解かないようしっかり確認して進めてほしい
  • 問5はやや難易度が高かった、地球は地軸の傾きにより季節があるが金星は地軸がほぼ垂直なので季節がないということになる、時間の中で判断材料を増やして正解に辿り着くことが必要

[3] 生物(植物の分類)

  • 正確に覚えていないと失点してしまうところ
  • 改めて知識を整理して、よく出てくる植物(アブラナ科・バラ科・キク科など)についてしっかりまとめてみる

[4] 物理(電磁石)

  • 比較的解きやすいが、電磁石についてしっかり知っているかが大事
  • 電気の流れる向きでN極がどちらにくるか、右手を使った求め方ができているかどうか

[5] 化学(溶解度)

  • 今回の模試の中で一番のポイント、溶解度の中でも手間のかかる問題が出題されている
  • 問3は計算量を減らして時間を短くできたか、問5は難しいので先に進んだ方が良かったかもしれない(上位校を目指す人はしっかり復習すべき)

[6] 地学(地層)

  • 苦手な人も多い分野だが、今回は地層面が水平で比較的わかりやすかった
  • 問3〜5が繋がっているのでひとつ間違えると大きな失点になる
社会

全体講評・平均点予想

  • 時間を考えると、読み取らなければいけない資料、正誤判定を短時間でやらなければならないので、重たい内容だった
  • 35分で読み解くにはしんどい上に、時事的要素や細かい判定知識が求められ難しかった
  • 平均点予想はいつもより低く50点を切ってくるだろう

[1] 地理

  • 表1の下の説明(同じ地方・関東2ヶ所・中部2ヶ所)を読んでいないと時間を食ってしまうので、そこを読んでいたかどうかが時間をわけた
  • 問1-2、問6はしっかり見分けられるように

[2] 公民

  • 問3:どういう基準で指名か任命かが分かれるのかを復習
  • 問8:裁判員裁判はどういう事件でどういう段階のときに出てくるのかを再確認

[3] 歴史

  • 通史的な内容で取り組みやすい内容、問5-2は3つの幕府を見分けられるように

[4] 歴史

  • 土地の制度や税に関する問題
  • 狙われやすいところなので大化の改新以降の土地制度の流れを確認

[5] 時事問題(サミット)

  • 核兵器に関する国際条約、核保有国、常任理事国などは問われやすいのでしっかり復習
  • 「ロシアは不凍港を獲得するための南下政策を取っている」は難しいが知識としておさえておく
  • 南北問題や東西冷戦の内容、3つの核兵器に関する国際条約に対しての日本の立場などを確認
算数

全体講評・平均点予想

  • 従来通りの出題形式で、どの辺りにどういう問題が出るか推測しながら解き進められたのではないか
  • 網羅的な学習をするという意味で今回の模試を機会に復習してほしい
  • 平均点は前回よりやや上がるのではないか、男子80〜85点、女子75点前後を予想

[1] 計算:特に計算の工夫が必要なタイプではないので丁寧に進められたかどうか

[2] 小問集合:今回解きにくい問題はなかった

[3] 平面図形:おうぎ形の中心の位置がどこなのかを確定する

[4] 速さ:それほど読み取りにくいダイヤグラムではなかった

[5] 場合の数:碁盤の目の道順の問題

[6] 小問集合:(1)は典型題、(2)は図形全体が点対象と捉えられたかだが何となくでも解けた子が多かったかもしれない、(3)は色々な解法パターンが考えられる

[7] 差集め算:りんごとももを合わせた全体の個数を見れば突破口が開けた

[8] 場合の数:N進数より場合の数の考え方の方が良い

[9] 立体切断:(1)で相似を捉えることができ径が出せればいつもの問題、それほど切断面の作図が難しかったわけではなく、複数回切断の問題としては難度は高くない

コベツバ講評

コベツバによる算数の講評はこちらです。

算数
  • レベルAが6割(90点)、レベルCが1問、残りがレベルBで、レベルBが50点を超えていて得点差が付きやすいタイプの問題構成
  • 難易度は標準からやや難しい問題、レベルAを抜け漏れなく合わせた上でレベルBでどれだけ加点できたかの勝負
  • 完全な思考力問題はなく(思考力要素は[2]-(3)くらい)、技術系中心
  • 出題範囲は幅広く、立体図形・数の性質・場合の数・速さ・文章題割合ありなしまで(あえて言えば平面図形は易しいものだけだった)
  • レベルAは確実に、レベルBは[9]は難しいがそれ以外は解法まで含めて確認しておいてほしい

本家のサイトで詳しい難易度が公開されています。また、[1]〜[7]までの解説が無料配信、[8]以降は有料で配信されています。

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